2018年8月29日 (水)

『カメラを止めるな』超面白ムービー

話題の映画『カメラを止めるな』を観てきました。
廃墟の中。斧を持って身構える女の子に迫る、ゾンビに
なってしまった元カレ・・・。しかし無情にも監督のカット!
若手女優の表面的な演技に、激しい監督のダメ出し。
イヤな空気の流れるゾンビ映画の撮影現場。
しかし、その廃墟には何やら「出る」という都市伝説が。
そして「本物」に拘る狂気の監督が解き放ったゾンビが
俳優や撮影クルーに襲い掛かる!・・・みたいな。

ゾンビ映画に乱入した本物ゾンビ、という話です。
しかしカットなしで続く映像はアラが目立ち、ヘタクソな自主映画の
ようで、これがあの話題作なの?
しかしこの映画の面白さは後半からで、ぜひ本編をご覧下さい。
評判のよさは「本物」です!
無名な役者さんばかりですが、みんないい演技と、いい味してます。

******

この夏、じんましんが多発しています(私に)。
じんましん、生まれて初めて出ました。

Stay on the scene!(get on up)
Like a じんましーん!(ジェームス・ブラウンね)

しかも発生が朝イチです。
目を覚まして、居間に行くとなにやら右腕に赤いブツブツが。
やがて左手にも。ふとももにも・・・。
1時間半から2時間で消えます。その間、ちょっと痒い。

医者がやってる9時頃にはもう引いているので、医者に行っても
「今は無いんですけど、じんましん出るんすよ」
「あ、じゃあクスリ出しときます」で終わってしまいます。
クスリを朝夕飲むと、出ないのですが、クスリが切れると
朝イチの行事のようにブツブツと現れます。
この夏の暑さが原因か?エアコンかけたまま寝るのが原因?
ストレスでしょうか。

ネットで検索しても、じんましんのメカニズムは分かっていても
原因というのは殆ど特定できないそうです。
だから医者もクスリを出しておしまいにします。
ストレスが原因という説が多いですが、それもざっくりした話です。
朝イチで出るのは、出社拒否症でしょうか。
とりあえず新陳代謝がおかしくなる、この猛暑が終わってほしいっす。

2018年8月27日 (月)

『星空の16進数』

星空の16進数
逸木 裕著 KADOKAWA2018/06刊 お薦め度:★★★★★

ウェブデザイナーとして働く17歳の藍葉は、
”混沌とした色彩の壁”の前に立つ夢をよく見る。
それは当時6歳だった自分が誘拐されたときに見た記憶。
あの色彩の壁は、いったい何だったのだろうか。
ある日、届け物を依頼されたという私立探偵・みどりが現れ、
「以前は、大変なご迷惑をおかけしました」というメッセージと
100万円を渡される。かつての誘拐事件しか心当たりのない藍葉は、
みどりに誘拐事件の犯人・朱里の捜索を依頼する。
当時、誘拐事件はわずか2時間で解決されていた。
藍葉の思い詰めた様子と自身の好奇心からみどりは
朱里を捜し始めるが・・・(WEBより抜粋)

少女は夜を綴らない』が面白かったので、今回はこちら。
これもなかなか面白かったです。
「16進数」とは、PCで彩色するときに使う色番号のこと
(著者の本業はWEBエンジニア)。黒だと#000000とか。
この主人公は、色を番号で憶えていて色というものに、
強いこだわりとセンスを持っているんですね。

物語は少女・藍葉のパートと、探偵・みどりのパートが交互に
描かれます。藍葉も独特の感性を持っていますが、この探偵も
なかなかなものです。育児休業をしていた彼女は、
藍葉の依頼で手弁当で捜査にあたりますが、こののめり込み方が
尋常ではなく、物語の面白さをより深くしています。
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*******

今年の夏は異常な暑さと大雨で、狂ったような夏でしたね。
私の住む場所は、起伏が少ないせいか雨になっても、そこまで
豪雨にはならなかったので幸いですが。
災害募金を振込で1万円しましたが、連日被災地の映像が流れるので
さらに2万円追加しました。募金も集まればそこそこあるのでしょうが
まあ焼け石に水、否、大水に焼け石というべきでしょうか。
日本は天災が多いなあ。
東海大地震はいつ起こるのか心配しつつ、その備えはしてないけど。
賃貸アパートでなるべく「軽い暮らし」をしようと思うくらいです。

2018年7月 7日 (土)

『真実の檻』

真実の檻
下村敦史著 角川文庫2018/05刊 お薦め度:★★★★★

母の遺品整理の最中に、父親が実の父ではないと知って
しまった大学生の洋平。育ての父が「調べるな」という警告を
聞かず、実の父を調べてしまった洋平は、父が殺人犯であり
死刑囚として収監されていることを知る。
自分がもし殺人犯の息子と世間に知れてしまったら・・・。
彼は父が冤罪であると信じ、冤罪の記事を書いている記者の
涼子にコンタクトをとり、事件を調べ始めるが・・・。

最近、よく読んでいる下村敦史作品。表紙カバーが法廷の絵
ですが、法廷モノではありません。
冤罪を調べる学生の主人公が記者や弁護士と出会い、
痴漢の冤罪事件や、砒素による無差別殺人など、疑惑の事件に
関わっていくごとに、司法の抱える闇について知っていく、
という構成になっています。
そしていよいよ、父の事件に迫っていくのですが、果たして
本当に父が犯人なのか、実は冤罪で真犯人がいるのか・・・
というところがクライマックスですね。
面白かったです。

私が買った文庫本の帯のバージョンは、あれはいかんですね。
完全なネタバレです。そのネタバレ・コピーの下に
「解説・小橋めぐみ」とあって、まるで小橋めぐみさんが
ネタバレコメントをしているかのようになってていけませんな。
(解説ではネタバレ的なことは一切書かれていません)。
著者Twitterを読むと、注目されるために「攻めた帯」だそうですが
本の面白さには影響が少ないとはいえ、ちょっとねえ。
その後、本屋で見かけたら帯が差し変わっていました。

小橋めぐみさんは、読書家女優として知られていますが
YOUTUBEで「本のめぐみ」という番組をされています。
選書がちょっと硬いのですが(さすが青山ブックセンター
選書の硬さにまさるとも劣らない、ぎこちない司会がたまりません。
まあ、何より目がおっきくてキレイな人だなあ。
女優さんとしてもっとブレイクして欲しいですね。
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2018年6月24日 (日)

『出会い系サイトで70人と実際に会って~』

出会い系サイトで70人と実際に会って
その人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと

花田菜々子著 河出書房新社2018/04刊 お勧め度:★★★★★

ヴィレッジ・ヴァンガードの元店長の著作。
ヴィレヴァンに憧れ入社したものの、その後のチェーン拡大で
本の扱いも減り、雑貨も尖ったものから売れ筋のキャラもの重視で
仕事が苦痛になっていく。夫とも別居してしまう。
そんな中知ったのが出会い系サイト。そこで会った人に、その人の
個性にあった本を薦める「武者修行」を始めるのだった・・・。
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ここで言う出会い系サイトは、ナンパ目的の人も明らかに
いるのですが、単純に会って30分間話をするというのを媒介する
のが本来目的のサイトだそうです。
とは言え、出会い系は出会い系なので、最初の二人はソレ目的で
ことあらばソッチ方向に行こうという感じでした。

その後70人もの人(女性も含む)に会っていくわけですが
単に怖いもの見たさでチャレンジする企画本とはちょっと違います。
今の仕事に不満があり、転職を考えつつもどうすればいいか
自分で自分が分からないとか、壊れてしまった夫婦関係、と言った
不安の中で、何かきっかけのようなものをつかもうとして、
いろんな人と出会い、その人を知り、本を薦めるという
著者の言う「武者修行」であるところに面白さがあります。
と言って、内省的な暗い文章ではなく、むしろちょっと笑える
くらいのテイストで、面白く読めます。
ここ最近読んだ本のなかでは最も印象に残った1冊でした。
お勧めです。

2018年6月20日 (水)

『万引き家族』

映画『万引き家族

カンヌを獲って大注目の映画、観てきました。
平日に観たせいか、高齢者(私もか?)が多かったです。
しかし、私はカンヌだから、話題だからというので観に行く
その辺のミーハーや俄かファンと一緒にしないで戴きたい!
是枝監督作品はデビュー作『幻の光』から劇場で観てるのだ!
江角マキコが女優デビューした作品なので観に行ったということは
ここでは伏せておきたい。当時どえらい綺麗な人だと思ったけど、
なんかあんな感じで引退しちゃって。まあいいけど。

ということで『万引き家族』ですが、私が今更言うのもアレですが
よかったです。
ちょっと一歩引いた感じというか、あえて直で見せない演出が
いいですね。たとえば小さい女の子が親から虐待されていて、
万引き家族が勝手に自分たちの家に連れて帰っちゃうのですが
虐待された傷跡を見て家族が騒ぐシーンでも、普通なら
痛々しい傷跡を画で見せる(お涙を頂戴する)ところですが
セリフで済ませてしまうとか。そういうウエットな内容を
乾いた目線で描いている印象です。

物書きというかイラストレーターだったリリー・フランキーさんが
日本を代表する役者さんになってしまいましたね。
なんか喋り方が田中邦衛さんに似てきたような・・・。
リリーさんがお風呂でお湯をかぶっているシーンで、結構長い時間
お尻が見えていました。カンヌで世界中の人に裸のお尻を見られて
いる気分ってどうなのでしょうか。
安藤サクラさんもヌードのシーンがありましたが、私はリリーさんの
お尻のほうが気になりました。私がインタビュアーならそこを
ぜひ聞いてみたい。
安藤サクラさんの泣きの演技がすばらしく、さっそく映画館を出た後
妻にマネして見せたところウケていました。

2018年5月28日 (月)

『生還者』下村ミステリーはハズレなし

生還者
下村敦史著 講談社文庫2017/07刊 お勧め度:★★★★★

世界第3位の標高を誇るカンチェンジュンガで大規模な雪崩が発生、
日本人登山者7名が巻き込まれる惨事となった。
登山をやめたはずの兄が、なぜかその雪崩に巻き込まれ命を落とした。
増田直志は、兄のザイルが切断されていたことに気付く。
兄は事故死ではなく何者かによって殺されたのか――?

雪崩事故から高瀬という男性が奇跡の生還を果たす。
単独行だった高瀬は、猛吹雪のなか兄たち登山隊に出会い助けを
求めたが冷たくあしらわれ、登山隊の加賀谷だけが残って自分を
助けてくれたという。
行方不明の加賀谷が英雄としてマスコミを賑わせる中、
今度は東という男が救助された。東は高瀬が嘘をついていて、
加賀谷こそが卑怯者だと証言するのだった。

二人の生還者はどちらが真実を語っているのか?
兄の死の真相を突き止めるため、増田は女性記者の八木澤とともに
高峰に隠された謎に挑む! (WEBより転載)

山岳ミステリー。山は低山でも登ったことありませーん。
大迫力の登山シーンなど『サハラの薔薇』でも見せた描写力で
ぐいぐい読ませます。
『生還者』というのは、もうこれ以外にないというタイトルで
サバイバーズ・ギルトというらしいんですが、事故や災害で
生き残った人が「なぜ自分だけが」という罪悪感に苛まれる
状態を言うそうです。
この物語に登場する人物たちが、その罪悪感に苦しみながら
生きている様と、過酷な大自然と戦いながら頂上を目指す様と
オーバーラップしてくるんですね。
読みごたえ充分、お勧めです。
0521

*******

例のアメフトの危険タックルの問題が尾を引いていますが
あの話題は、この本のことを思い出させます。
関係する選手だったり、監督・コーチだったりが記者会見で
異なる意見を言い、どっちが本当なのか?という点で似ています。
私も最初、あの映像を見たときは
「血の気の多い選手が突進していったんだな」と思ったのですが
実際その裏にはいろんな事情が隠れていたわけです。
まあ、たいていのことはウラがあるわけですが、ついつい
表面的なところまで見て、思い込みもあったりして、
人は好き勝手にあれこれ言うわけですよね。

2018年5月21日 (月)

『完パケ!』『拝啓、本が売れません』

完パケ!』
額賀澪著 講談社2018/02刊 お勧め度★★★★★

経営難で閉校が噂される武蔵映像大学。
卒業制作の映画を撮れる1人を決めるコンペで、監督志望の
安原と北川のプレゼンの結果、どちらかが選ばれる。
1人は監督に、敗れた一人はプロデューサーとなり、撮影が
始まるものの、その勝者にも敗者にも、さまざまな思いが
渦巻いていた・・・。

この作家さんは未知だったのですが、その前に
拝啓、本が売れません』(KKベストセラーズ刊)を読み
面白そうな作家さんだと思い、最新刊のこちらを購入。
「青春小説ねえ・・・ラノベチックなのかしら?」と思いつつ、
読み始めましたがこれはいわゆるラノベではなく、
まごうことなき文芸作品。

監督も熱いヤツなのですが、その彼がオーディションで選んだ
主演俳優も、かなりの厄介者。主演女優は明らかに素人。
コンペに負けてプロデューサーになった方は、嫉妬心に
苛まれるし、そんな中で進む撮影がホイホイ進むわけも
ありません。
まあ、そんな困難を乗り越えて完パケを迎える作品の運命は?
という感じですね。なかなか面白かったです。
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拝啓、本が売れません』のほうは、出版不況でなかなか本が
売れない現実に立ち向かうべく、本作りと販売に関わる人たちに
インタビューに行く、という企画本。
こういう内幕ものが好き。漫画で言えば『バクマン』とか。
この本のインタビューでも、さわや書店の松本店長が登場します。
ので、さわや書店にもこの本がたくさんありました。

『拝啓~』はKKベストセラーズという出版社から出ていますが、
社長が突然交代したり、出版をやめちゃうんじゃないかという
噂もあったようです。しかし、KKベストセラーズが
最近出している本はなかなか面白そうなのが多いんですよね。
たぶん編集さんが頑張っているんだなあ、と好感を持っています。
がんばれKKベストセラーズ!
昔、タモリのオールナイトニッポンで、放送の最初のほうに
番組の提供会社を紹介するときに、タモリさんが勝手に
社名の前にキャッチコピーをつけるのですが、

股間の恋人・BVDフジボウ

とかいう中で

すべてがベストセラーというわけではないKKベストセラーズ

というのを覚えています。
今日はこのへんで。

2018年5月18日 (金)

盛岡へ2

盛岡の旅、後半。
フェザンビルの中にもう1軒さわや書店があり、こっちは
ORIORI」という店名。フェザン店はお土産屋さんの
突き当たりにあるのに対し、ORIORIはファッションビルの
片隅にあるお店で、品揃えはフロアのイメージに合わせて
ビジュアルっぽいものとか、ナチュラルなもの、女性向けのもの
など、フェザン店とは差別化した内容になっています。
ここはPOP控えめですが、品揃えの面白さで勝負です。
普段出会わない系の本を探すならこちらでしょうか。
平日の昼間だったせいか、お客は少な目でしたけどね。

さて次は焼き物などを扱う雑貨とカフェの「光源社」という店を
まわってから、「でんでんむし」という100円で乗れる
市内循環バスに乗って、町を眺めました。

盛岡の物産を扱う店「らら いわて」に行ってみました。
岩手産お米のイチオシ「銀河のしずく」と、東家のそばを買って
実家に送りました。
そこでちょっと気になった万能調味料「ダイナマイトソース」も
試しに買ってみました。その後、家で使ってみたところ、
なかなかイケる味でした!見た目は焼肉のたれのようですが、
冷奴にかけたり、餃子のタレにしたり、何にでも合う旨辛味。
これはもう2、3本買っておくべきでした。
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ちょっと疲れたので「リーベ」という紅茶の美味しい喫茶店♪で
一服しました。ティーポットで出てきた紅茶は美味し!
お店の内装もレトロで落ち着きますね。

ホテル・ニューカリーナにチェックイン。
夫婦でセミダブルの部屋で5600円と激安!
でも立派なホテルでした。
いつもなら温泉宿とかに泊まるのですが、今回はホテルを
激安にして、地元の居酒屋に行こうという計画。

まずは餃子の名店・白乾児(パイカル)に行ったのですが、
カウンターだけの店で残念ながら満員。
食べたかった!
2件目に寄る予定のMASSという店に入りました。
ここで盛岡のクラフトビールであるベアレンビールの生を
飲めました。これは美味いね。クラフトビールというと
なんかひねった味が多い中、これは直球のザ・ビール。
MASSの料理もなかなか美味かったです。

*****

ホテルをチェックアウトして、朝食抜きで歩いて盛岡駅へ。
駅前でお土産屋を物色。
盛岡のお土産で一番人気は、銘菓「かもめの玉子」。
「土産ものに美味いもの無し」と言いますが、かもめの玉子は
確実に美味しいので、外しませんね。
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以前、TVで全国のお土産お菓子を作る工場を見てからは
「盛岡に行ってきました」的なお菓子は買えなくなりました。
パッケージを変えているだけで、中は同じクッキーだったりする。
安く済ませたいときは、それでもいいんですけどね。

あと盛岡のソウルフードと言われる「福田パン」も購入。
コッペパンを横に2つに切って、餡やクリームなんかを挟んだ
もので、種類も沢山あります。
1個がかなりのボリュームで、お昼ご飯にもいいかも。
パンがふわふわで、ボリュームある割にはパクパク食べられました。

ブランチとしゃれこんで「ビア&ブルスト ベアレン」に
入りました。まだ10時半だけどベアレンビール生!
なにがブランチだ!飲むんじゃないか。

盛岡の ベアレンビール やめられん

かめのて

新幹線の車窓から富士山が見えると、なんか興奮しますね。
日本人の富士山DNAが反応するんですかね。
かめはいい子でお留守番してるかな。

2018年5月13日 (日)

盛岡へ

岩手県は盛岡に行ってきました。
新幹線で名古屋から4時間、昼前に着いてまずは昼食。
盛岡名物といえば、わんこそば東家駅前店にお邪魔しました。

わんこそばには2コースあって、食べ終えた椀を重ねるのと
少し安い、椀の代わりにマッチ棒のような木を使って、
食べた椀の数をカウントするもの2通り。
まあ別に安いほうでいいと思って、マッチ棒コースを選択。

そば用の薬味として、ねぎ、わさび、ごま、海苔のほか、
なめこオロシ、そぼろ、刻んだ漬物と、マグロ刺身も付いてます。
味に飽きてこないように、薬味を変えながら食べて下さいという
仲居さんのレクチャーがございました。

ということでわんこがスタートしました。1回ごとに投入される
そばは、ほんの一口の量で、薄口のつゆがからんでいて、
するっと食べられます。すると「どんどん」「はいじゃんじゃん」
などの掛け声と共に、そばが次々と投入されます。

焦る!・・・次のそばを投入しようと待ち構える仲居さんを前に、
悠長になめこオロシをかけている余裕はない!
しかし、できればすべての薬味を消化して、そば・薬味の
バランスを保ったまま、食べ終えたい。そんな心の葛藤を
抱えながらそばを食べつつ、しかも食べた椀の数をマッチ棒で
自らカウントしなければならない。忙しないわい!

そばに立ち 食べるそばから そば入れる

かめのて

1句できたところで、75杯を食べて終了。
仲居さんによれば、15杯=かけそば1杯ぶんだそうです。
75杯は男性で平均的なところだそう。
75杯記録の「証明書」をもらいました。

おなかがふくれたところで、盛岡駅前ビル・フェザンにある
さわや書店フェザン店」にお邪魔しました。
さわや書店は『思考の整理学』(ちくま文庫)を手書きPOP付で
陳列してヒットさせ、その後その人気が全国に飛び火して
ミリオンセラーにまで押し上げたというので一躍有名になった店。
また、中身がセールストークの書かれた文字のカバーで覆われ
書名がパックを破らないと分からない「文庫X」という企画でも
有名ですね。なので一度見たかったのですよ。

Photo


あります、ありますでかい手書きPOPの数々が。
本屋のPOPというとハガキサイズくらいものが多い中、
さわや書店のPOPはちょっとしたポスターサイズで字が多い!
店内のPOPを全部読んだら本1冊分はありそうか?

その中でも
「さわや書店激推し作家・松宮宏
当店以外ではまずプッシュしていないでしょう!」
という、読みようによっては失礼なPOP付きのフェアから
秘剣こいわらい』を購入。
松宮宏・・・知らんね。

最近『本屋という「物語」を終わらせるわけにはいかない
という本も出した、松本店長らしき坊主頭の人も見かけました。
『本の雑誌』6月号が発売されたばかりで、平積みされていた
ので、私の名前が出ているページを指して
「あ、これ私なんすよ」と店長に言いたくなりましたが、
やめました。

後半へ続く・・・。

2018年4月23日 (月)

『本のエンドロール』

本のエンドロール
安藤佑介著 講談社2018/03刊 お勧め度:★★★★★

ネット時代になって、電子書籍の台頭、「紙の本」に関わる
印刷会社は斜陽産業に。
印刷会社の営業マン・浦本は「印刷会社は本を作るメーカー」
という矜持を持っているが、周囲からは出版編集者から出される
無理難題を持って帰ってくる伝書鳩などと揶揄されている。
さまざまな本の企画が持ち上がり、作家、編集者、装丁家などの
本に対する熱いこだわりに、翻弄される浦本だったが・・・。

本作り、特に印刷製本に関わる裏方さんたちを描いたお仕事小説。
また本や印刷業の現状も取り込み、ノンフィクションのような
ムードもあります。表紙が印刷機?を前に何やら紙を広げている
写真が使われていて、ますますノンフィクション本に見えます。

何度も起きる仕様変更のたびに、やれインクが、やれ紙が、と
現場は戦場となってしまうので、読んでいて居たたまれない
ところがありますね。まあ、これは印刷業のみならず
サラリーマンという相手のある商売をしていると、少なからず
似たような修羅場に直面する日々なので、同情してしまいます。
それゆえ、本を大事に読んでやらなんとなあ、と思います。

主人公の奥さんは製菓メーカーで、お菓子のパッケージを
作っていたりするので、この1個180円のお菓子とて、
開発した人、パッケージデザインした人、広告する人など、
さまざまにいるのであろうことよ、としみじみします。
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**********

エンドロールといえば、みなさん映画のエンドロールは最後まで
見るでしょうか?私は見ます。立ち上がると、見ている人の
ジャマになるかも、ということもありますが、ごくまれに、
エンドロール終わってからちょっと映像が流れたりする仕掛けの
ある映画もあるので、ついつい読めないような細かいクレジットを
眺めながら過ごします。

そんな私でも、エンドロールを最後まで見ないときがあります!
そう、おしっこ漏れそうなときです。
映画中のおしっこ問題は、いまだ解決の糸口も見えません。
私は必ず通路脇に座ります。もし途中でもよおしてきた場合は
比較的重要なシーンが終わってひと段落したかに思える
場面転換後に「今だ!」とトイレに走ります。

高齢化社会に向けて、2時間の映画なら1時間に5分、
トイレ休憩を設けていただきたいものです・・・。
その5分は、出演者やスタッフが撮影裏話をするってのなら
待っている人も退屈しません。
スピルバーグさま、一度ご検討いただけないでしょうか。

«『そしてミランダを殺す』

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今年の注目ミステリ(2017/11~)

  • 宇佐美まこと: 熟れた月 (★★★★★)
  • 下村敦史: サハラの薔薇 (★★★★★)
  • 倉知淳: 皇帝と拳銃と (★★★★)

今年の注目ミステリ海外編(2017/11~)

  • そしてミランダを殺す (★★★★★)
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