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2013年9月21日 (土)

『リバーサイド・チルドレン』待ってました!

リバーサイド・チルドレン
梓崎 優著 東京創元社2013/09刊 おすすめ度:★★★★☆

日本人少年のミサキは、カンボジアでストリート・チルドレン
として、川べりの小屋で数人の少年たちと共に暮らしている。
仕事として廃棄物のゴミ山を漁り、資源ゴミを拾っては、
スクラップ業者に二束三文で売り、最低限の生活をしていた。
ある日、そこでの仲間の少年が殺されてしまう。
墓場に住む別のグループ「墓守」たちと対立する事件を経て
次々と少年たちが何者かに殺されては、
異形な姿で発見される事件が起きる。
誰が何のために、この殺人を犯し、死体に奇妙な装飾を施すのか。

2010年、『叫びと祈り』でデビュー作から大注目された梓崎優の
初長編。ミステリファンは待ってました!という感じでしょうね。
ということで、私も発売直後に買いました!
今回も前作同様、外国を舞台としながら、主人公は日本人少年。
この少年がなぜカンボジアで、ゴミ漁りをしながら生活をしている
のかは、物語の中盤で明かされます。
カンボジアというのは、Wikipediaによれば国民の半数が、1日に
2ドル以下で暮らす貧困層だそうです。実際、本書に出てくるような
ストリート・チルドレンやスラムに住む人々は大勢いるんでしょうね。
そういった経済情勢を背負った物語なので、非常に重い作品ですが
詩的とも思える格調高い文章で、ミステリという枠に留まらない
美しい小説として昇華しています。
本格ミステリ度とエンタメ性は低めですので、★4つにしていますが
非常に優れた小説という意味ではお勧めです。
0921

*****
世間様は3連休でしょうが、私は月曜、仕事ですので、
普通の週末です。
今日は栄(矢場町)のLOFT、ジュンク堂などを覗いてから、
デパ地下に行ってお惣菜やら甘いものを買って、夕食は、
デパ地下食のパーティとしゃれこみました。
スーパーには無さそうな、お惣菜というテーマで選んだのですが
我ながら、外国文化コンプレックスがあるようです。

「こういう食材だと、なんかご馳走に見えるあるある」

アボカド:最近ではどこのスーパーでも普通に売っているけど
いまだに自宅で調理されては出てこない、魅惑の脂っこい野菜。
バジル:バジルソースとか何かハーブ的な緑色のどろっとした
ものがかかっていると、イタリアーノな気分になります。
グラタンっぽいもの:チーズがオーブンで焼かれてむにょっと
なって熱々な感じのあれ。食べるとどれも同じようなものだが
気分はヨーロッパ。
キッシュ:どんなにだし巻卵がうまくても、あの見た目の何か
おフランスな感じに、参りました、と早くもパリジェンヌに降参す。

デミグラス・ソースは最近では、もうその権威、後光は失われ
「ハンバーグのソースでしょ」と、私の中では株が下がりました。
最近の若い人たちは、お弁当にキッシュが普通に入っているのだ
ろうか。そして上記の文章を読んで、このおじさん何言ってんのと
思うのでしょうか。

しかし実際のところ、そういう洋風なホワイトソースをオーブンで
ハーブをナニして焼きました、みたいなものは口に入るようには
なったのですが、胃腸的には「日本人はおでんに冷酒がうまいね」
みたいな感じの年齢になったため、実は今、胃がもたれているのです。

↓かめのてが作ったブログは、果たしてブログランキングのベスト
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