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2013年9月13日 (金)

『教場』教官が慧眼過ぎて怖い

教場
長岡弘樹著 小学館2013/06刊 おすすめ度:★★★★★

『傍聞き』がヒットした、長岡弘樹による、警察学校を舞台にした
連作短編。

第1話。
落ちこぼれと噂される平田、それに輪をかけて劣等生の宮坂。
しかし新たに着任した教官である風間は、宮坂に目をつけ校内の
スパイにしてしまう。
スパイ・宮坂からの情報で風間が気づいたことはなんだったのか。
だがそのとき、宮坂に死の危険が迫っていた。

第2話。
楠本と岸川は仲がよかったが、岸川は最近脅迫状めいた
手紙に悩まされていた。そんな岸川に「犯人を石抱きの拷問に
合わせて吐かせろ」と冗談まじりに言う楠本。
そこにまたもスパイ宮坂の情報で風間が動き、楠本の窮地を救うが
風間はすべてを見通していた。

第3話。
友人どうしの鳥羽と稲辺。白バイ警官を目指す鳥羽は
音から移動速度を割り出すほど抜群の聴力を持っていた。
無断外出の濡れ衣を着せられた稲辺のアリバイを、鳥羽は証明
できるにも関わらず、それをしない。風間の慧眼はその理由を
見通しており、鳥羽に稲辺に謝るように促すが・・・。

第4話。
元ボクサーの日下部と「調達屋」の異名をとる樫村。
成績がふるわない日下部に、樫村はあるものを「調達」して
やろうと話をもちかけるが、それは罠だった。この「調達」の
裏にあるものに気付いた風間はもう何でもお見通しなのだった。

第5話。
スズメバチに刺されたことのある由良は、次にまた
刺されたら、アナフィラキシーショックで死ぬのではないかと
恐れている。そんな中、パトカーを使った実習の車内にハチが
入り込む事件が起きる。由良はある男が仕込んだのでは
ないかと疑うのだが・・・。

第6話。
成績優秀な都築は、卒業を控えて「卒業生総代」の座を
狙っていた。それには職務質問のコンテストで優勝することが
必須と思われた。卒業文集編纂委員を押しつけられた都築は、
まだ作文を出していなかった宮坂に原稿を書かせようとするが
宮坂は、彼の職質のやり方にダメ出しする。都築は総代の地位を
獲得できるのか。

0911

よく読んだ内容を次から次へ忘れてしまうので、今回は軽く
ストーリーを要約してみましたが、なかなか大変でした!
ホームズばりに、細かな情報の断片からその裏を見通す
風間教官が凄すぎます。
あと、警察学校ってこんなんなの?と、その軍隊式の
制度やフンイキが怖くなります。
私も風間教官同様、これから警官になろうと思う諸君に
やめておけ、と言いたいです。

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