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2013年10月 6日 (日)

『崩壊家族』頑張れお父さん

崩壊家族
リンウッド・バークレイ著 ヴィレッジブックス2013/06刊
おすすめ度:★★★★★

隣家が一家そろって1週間の旅行に出ると知った高校生デリク。
一家が車ででかけるときに家に潜んでいて、彼女を呼びよせ
1週間無料ラブホとして利用しようという計画だった。
しかし一家はその間もなく、戻ってきてしまい、しかも直後に
現れた何者かに、皆殺しにされてしまう。
隣家で起きた大事件に戦くデリクの一家は、隣家から1台の
古いパソコンが消えていたことを知る。そこには謎のポルノ
小説が書かれたファイルがあったのだが・・・。

1005

最初の章だけが息子のデリク視点で、あとは父親の視点で
物語は進みます。芝刈り業を自営する父親は一家が隣家の事件に
巻き込まれたため、家族を守ろうと奮闘するのですが、そもそも
夫婦間に問題がありました。過去に奥さんが浮気していた件が
まだわだかまっていたのです。そして事件当日息子が隣家に
潜り込んでいたことで息子が容疑者として拘束されてしまい、
消えた中古PC内の小説の件もまた、自らに災厄をもたらします。
この踏んだり蹴ったりの状況との奮闘がサスペンスとなって
盛り上がります。600ページ以上ある本ですが、内容の面白さと
読みやすい訳文で、読了できます。海外ものは人名とか、文化や
歴史的な背景だったりとかで馴染みにくく、これで訳がよくないと
ページが進まないことも多いのですが、これはグングン読めました。
シリーズではないようですが『失踪家族』というのも出ています。

↓私は宇宙人ジョーンズ、この惑星ではランキングボタンを押せと
 催促されるらしい。ただ、それが面白い記事かどうかは別問題だ。


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