« 2013年10月 | トップページ | 2013年12月 »

2013年11月

2013年11月30日 (土)

『TVディレクターの演出術』感想

TVディレクターの演出術
高橋弘樹著 ちくま新書2013/11刊

TV東京のディレクターが書いた本。あのタレントとの交友録が・・・
というのは全く書かれていません。このディレクターはおもに
世界ナゼそこに?日本人』とか『空から日本を見てみよう』などの
タレントが画面に出てこない「手作り番組」を作っている人。
帯には『空から日本を見てみよう』の「くもじい」のイラストが
描かれています。この番組はBSに移動しましたが、空撮映像を
見ながら「くもじい」「くもみ」に声をあてた伊武雅刀柳原可奈子
「あの渦巻のようなものは何じゃ?」とか言って、地上に近づくと、
こんな面白い建物があって、こんなイベントをやっていた・・・的な
内容です。(画面に伊武さんたちは出て来ません)
見ていたときは(正確には裏にろくな番組がないのでついていた)
適当な番組だな~と思っていたのですが、この本を読むとその裏には
大量のネットリサーチ、現地の調査、インタビューがあり
1時間の中に、ディレクターの大量の「足を使った仕事」があるのが
わかります。
『世界ナゼそこに?日本人』なんかでは、もうカメラを回しっぱなし
だそうです。何が起きるかわからない。急に誰かが訪ねて来て
取材相手の日本人とこんな会話があって、それが彼の人柄を的確に
表す内容だったら、それを取り損ねることになる・・・とか考えると
まわしっぱなしになるそうです。

何でこんな本を読んでいるかというと、私も仕事でビデオを回す
ことがあり(最近オファーがなくなりましたが)主に社内向けの
マニュアルビデオを作っていました。台本から撮影、スタジオで
音入れ、編集もします。
1本だけノンフィクションっぽいものを撮ったこともあります。
それはある女性社員の1日を追ったもの。どうして女性社員かと
いうと、わたくし基本的に男は撮らない(笑)
ある程度の想定したテーマみたいなものがありましたが、ほとんど
ぶっつけ本番でしたので結構カメラ回しっぱなしでした。
それでも大事な瞬間を撮り逃しました。そのときは「あ~ごめん、
そのセリフいいね、もう1回言って」なんて。実際のTVでは
「やらせ」になるしセリフっぽくなるので、それもNGでしょうね。

テレ東・・・案外好き。視聴率ではそんなでもないけど週刊文春の
「好きなTV局ランキング」ではNHKについで2位という好感度の
高いTV局。お金を使わず、それでいて面白いオリジナリティーのある
番組作りをしているからでしょう。テレ東の「モヤモヤさまぁ~ず
なんか、タレントが1日がかりで歩いて、そこで出会った変な店や
変でなくても、そこに変なモヤモヤを発見して笑いにつなげる
だけの番組。スタジオ部分がない。
それに比べてTBSの「ぴったんこカン・カン」なんかはどうだ!
95%がVTRなのに、スタジオにたった1問のクイズを答えるために
セットを組んで客を集めて、タレントを何人も並べている。
いらんだろ、そのスタジオ!その金をフィリピンの災害支援に
まわしてやれよ!(勝手ないいぐさ)
いつからTVはVTRをスタジオで眺める体裁に変わったのだろう。
よくできたVもあるけど、料理人がお皿に盛って出してくれた料理と
パックに入ってチンされて出てきたジャンクフードのような違いを
感じます。字幕もおそらく大半の視聴者が疎ましいと思っている
はずだろうけど過剰な状態で安定してしまったし。面白いポイントを
字幕で出すとか、素人のインタビューに字幕を入れるなら分かるけど
アナウンサーが1語1句ハッキリ理路整然と喋っているV振りにまで
字幕がついているのは、そのアナウンサーの司会者に失礼な気が
するなあ。

↓この記事がモヤっていたら、押して下さい。


本・書籍 ブログランキングへ

2013年11月26日 (火)

『金色機械』異色の時代小説

金色機械
恒川光太郎著 文藝春秋2013/10刊 おすすめ度:★★★★★

これが9月までに出ていたら「このミス2014」上位に入ったのでは
なかろうか。と言ってもミステリーではなくて、時代ものの
SFダークファンタジー・・・というカテゴリー不明なものだが。

10章あって、章ごとに主役が交代し、時代も違うという構成。
そこで読者はいろんな主人公(おもに少年少女)が、大変な目に
あいながらも、生き抜いていく様を読んで胸を熱くするわけですが
それだけに留まらないのが、この小説のキモである「金色様」の存在。
その描写からして「スターウォーズ」のC3POみたいな
金ピカのロボット的な感じなのですが、3POほどバカキャラでは
ありません。この金色様が、彼らの人生に絡んできて、というか
守護神的な存在でかかわってくるわけです。
結構分厚くて、手に取ると買うのを一瞬躊躇しますが、文体は
読みやすく、波乱に満ちた登場人物の半生は、ページをめくらせるので
思い切って、買っちゃって下さい。
1126

*****

最近あった妻との会話。
妻「カインズ(ホームセンター)、行くよね?」
夫「いや別に用事ないし」
妻「歯磨き粉が安いので買ってきて。1本100円」
夫「いや、行くひまがないって」
妻「会社の帰りにちょっと寄って来ればいいし」
夫「行きません。たかが歯磨き粉で」
妻「行くよね。行くことになっている」
夫「いや、だから」
妻「行くといいだろう。行くべきときが来た」
夫「・・・」
妻「行きます。行くのです。行け。さあ行け」

行きません!歯磨き粉のために行きません!
あのデカい駐車場に停めて、でかい店内歩いて歯磨き粉だけ
買って、レジに並んで、また駐車場に・・・行きません!

↓来年の紅白出場に向けて、ひと押しお願いします。


本・書籍 ブログランキングへ

2013年11月23日 (土)

流行語大賞を織り込んだ「流行に敏感な人の会話」

毎年恒例になりました、ユーキャン流行語大賞
大賞候補を織り込んだ「流行に敏感な人の会話2014」です。

A「腹が減ったなあ。今何時だろう」
B「PM2.5だね。午後2時半という意味だが」
A「そういう言い方はあまりしない」
B「よし、じゃあそこのお好み焼きの店にでも入ろうか」
A「いいね・・・(店に入る)すみません、わたし豚玉」
B「えっと、こっちはイカ玉。イカはダイオウイカで」
店「すみません、あいにくダイオウイカはちょっと切らしてまして」
B「って、普段はあるのか!?じゃあ、普通のイカ玉で」
A「いやしかし最近、君んところの会社経営はうまく行ってる?」
B「いやあ、アベノミクス効果はすごいね。おかげで今月は社員の
 平均残業が150時間以上になって、大忙しだ」
A「そりゃ、すごいブラック企業だろ!」
B「ああ、正真正銘のブラックだ。ハダカの美奈子も裸足で逃げ出す
くらいだ」
A「もとがハダカなら裸足だわな・・・それじゃみんな辞めてくだろう」
B「それどころか、この間は俺自身が追い出し部屋に閉じ込められて」
A「そりゃ恨みを買ってるんだよ」
B「まったく急に閉じ込められてビッグデータ、びっぐでーたよ」
A「びっくりしたんだな・・・それにしても追い出し部屋なんて
 あるのか」
B「ある。毒ガスが出るようになっている。危うく死にかけた」
A「なんで毒ガスなんか」
B「ナチスの手口に学んだら、そういう設計になった」
A「どうやって脱出したんだ?」
B「携帯で母に助けを求めた。『母さん、いま追い出し部屋に
閉じ込められているんだ!助けて!ついでに100万円ほど
貸して!』と言ったら『母さん助けて詐欺だろう』と疑われて
電話を切られた。まったく実の息子の声も分からないとは」
A「100万円とか言うからだろ」
B「次にNISAんに電話で助けを」
A「どさくさで、NISAをぶっこんできたな」
B「そのNISAんこと、兄さんが船橋の出身でね。ご当地キャラ
 ふなっしーのかぶりもので現れた。社内がふなっしーを囲んで
 盛り上がっている隙になんとか脱出できた。
 畜生、社員のやつらめ。もう激おこぷんぷん丸!」
A「気持ち悪いからやめてくれ。
 お好みがそろそろ焼けてきたぞ」
B「じぇじぇじぇ、と音がしてきたな」
A「普通、じゅうじゅうと表現するな、その場合」
B「焼けたら裏返す!フライ返しだ!」
A「倍返し、と言いたかったのか・・・」
B「俺、ひっくり返すのヘタだからやってよ。君、ヒマでしょ!」
A「今でしょ!を使いたかったらしいが、だいぶ使い古されて
 面と向かって言う人はいなくなったな・・・」
B「それで社員のやつらをシメてやろうとしたら、ストをした挙句
会社のビルの前で俺に対してヘイトスピーチをしやがった。
集団的自衛権とかぬかしやがって」
A「それで何とか収まったのか?」
B「会社の前でデモをしている社員に、警察が来て説得をした」
A「『皆さんは12人目の選手です』とか、いい話をしたのか?
 DJポリスみたいな」
B「いや、色っぽい婦警さん達だった。むしろミニスカポリス」
A「古いな・・・」
B「ミニスカポリスにヤニさがった社員が、怒りのテンションが
 下がって、会社に戻ってきた」
A「社員の不満は何とかなったのか」
B「いい訓話をした。ここに1本の矢があると。1本の矢なら
簡単に折れてしまう。しかしこれを3本にすると・・・」
A「3本の矢の話だな」
B「そう、ストなんかして、仕事を3本の矢!サボんなや!」
A「・・・そんなのでみんな納得したのか?」
B「みんな困り顔メイクをしていたな」
A「それはメイクじゃないと思うぞ。
じゃあ話はそのくらいにして、そろそろ食べようか」
B「そこのお・も・て・な・しを取ってくれ」
A「俺にはお・て・も・とと読めるが」
B「もっと美文字で書いてくれないと読み間違えるな」
A「もう、いい加減にしなさい!」

↓押してくれなきゃ、激おこぷんぷん丸!


本・書籍 ブログランキングへ

お粗末!防火対象物点検資格者再講習

いつもは楽しいブログを心がけていますが、あまりに理不尽
なので、本日は毒吐き日記です。
不快になりそうなときは、お読みにならないで下さい。

きのう、名古屋の電気文化会館というところで「防火対象物点検
資格者
」という資格の「再講習」を受けてきました。
これは4年に1回だか受講しないと、免状が更新できなくて
おまけに金まで取る、というもの。
講師がたぶん、消防設備安全センターの人だと思うんですが
講義がどヘタソクで聞いていられないのです。
最初に出てきた人はまだマシなほうで、2人目の講師は、
顔をうつむけたまま(聴衆のほうはチラとも見ないで)
テキストを早口でまくしたて、しかも滑舌が悪いので、
語尾になるほど聞き取れず、当然もう誰も聞く気がなくなり、
ただ終わって免状をもらうのをじっと我慢して待つだけ、
という状態。内容は
「これは法令第XX条のX項のイに該当するところの特定防火
対象物ということでございまして・・・」みたいな念仏を
延々と聞かされるものです。当然、みんな寝てしまいます。
それを係りの人が、とんとん肩を叩いて「こら寝るな」みたいな
態度なんですが、寝るような講義をする方が悪い。
寝るのは正当な権利だ、と思う次第。
コンサートに行って歌手がオンチだったら金返せ、となるでしょ?
プロ野球を見に行って、素人の草野球チームが出てきたら、
怒るでしょ?タダならいいですよ。
高い金とってこんな素人の念仏を聞かせて、どういうつもりなんだ!
金というのは、それに見合うクオリティに対して払っているんだ!
100円でボールペンを買って納得するのは、100円ぶんのインクが出て
字が書けるからだ!ド素人が念仏唱えるつもりなら金をとるな!

そもそも、我々は実務者だ。平成何年にこんな火災があったとか
どうでもいいのよ。こんな火災にならないように、点検で注意すべき
ポイントを、点検票に即して丁寧に、画像や事例を交えて講義する
というのがスジじゃないか?
防火扉は平常からこうなっているべきで、こういう状況はバツだ、
こういうときはこう是正する、とかそういうのが講義内容であるべき
じゃないのか?ニーズはそこだろ?お役所仕事にもほどがある。
あれですか、総務省消防庁OBの天下り法人ってヤツでしょうね。
この受講料もがっぽがっぽ誰かの懐に入っているんですかね?
ちなみにこの資格をとるのに4日間念仏を聞いてテストをして
4万5千円くらいとられるのです。なんまんだぶ~。

↓法令24条3項に基づき、当該ランキングノタンをすみやかに
押していただく必要があるのでございます。


本・書籍 ブログランキングへ

2013年11月14日 (木)

このミステリーがすごい、かもね2014

わたくし、かめのてがこの1年(2012/11~2012/10)で
読んだ国内の新刊ミステリから、10点選んだ私家版
このミス2014」です。予想半分、自分の好み半分ですので
その点はご了承下さい。

1位:長岡弘樹 / 教場
2位:法月綸太郎 / ノックス・マシン
3位:梓崎 優 / リバーサイド・チルドレン
4位:伊坂幸太郎 / ガソリン生活
5位:伊坂幸太郎 /  死神の浮力
6位:田中啓文 / シャーロックホームズたちの冒険
7位:薬丸岳 / 友罪
8位:奥田英朗 / 沈黙の町で
9位:中村文則 / 去年の冬、きみと別れ
10位:藤井太洋 / Gene Mapper
次点
加納朋子: はるひのの、はる
白河三兎: もしもし、還る。

総括:今年は大本命というべき大作はなかったような
気がします。そのぶん、票が割れると思われますが、
逆にシリーズものの安定株より、個性的な作品に票が
集まる傾向が予想されます。
7位以下に挙げた作品は、正直ベスト10どころか選外かも
しれません。ただ私は面白いと思ったものを挙げています。

1位:長岡弘樹 / 教場
  警察学校という新しい切り口と、1編ごとのクオリティの
 高さで、まんべんなく票を集めて堂々の1位ではないかと。
2位:法月綸太郎 / ノックス・マシン
  「ノックスの10戒」というミステリファンしか知らない
 テーマを持ってきてマニアがニヤリとしながら投票すると。
3位:梓崎 優 / リバーサイド・チルドレン
  『叫びと祈り』が大評判だった著者の2冊目で長編なので
 ミステリファンなら注目したでしょう。犯人の動機部分に
 震撼するか、「え~?」と思うかで評価が分かれそうだけど
 ある程度の票は集めるでしょうね。
4位:伊坂幸太郎 / ガソリン生活
  最近の伊坂作品は黒いものが多かったですが、これは久々に
 楽しく読める作品で、読後感もいい。車が語り手というアイデアも
 非常に面白い。このランキングの中では一番好き。
5位:伊坂幸太郎 /  死神の浮力
  これはやや黒めの伊坂作品ですが、死神千葉のファンが投票
 するので「ガソリン生活」よりも順位が高くなるかも。なんと
 いっても千葉の飄々とした行動とトンチンカンな発言が楽しい。
6位:田中啓文 / シャーロックホームズたちの冒険
  いつもならベスト10入りしない、こういう怪作も、今回は
 本命馬が少ないぶん票が集まると。マニア受けしそう。
7位:薬丸岳 / 友罪
  もしもサカキバラ事件(のような事件)の犯人が身近に
 社会復帰していたら・・・というテーマで純粋なミステリでは
 ありませんが、かなり引き込まれて読みました。良作です。
8位:奥田英朗 / 沈黙の町で
  これも「いじめ」をテーマにしたもので、社会派っぽい内容で
 ミステリマニアの喜ぶ作品ではないので、選外かも。でもなぜ
 この生徒が死ぬに至ったかを、突き詰めていった作者の筆の力量に
 感服して1票投じます。
9位:中村文則 / 去年の冬、きみと別れ
  これまた純文学畑の人なので、ミステリファンはまず読まない。
 よって選外の可能性大ですが、話題性の高い作家さんですので
 ここに入れてみました。
10位:藤井太洋 / Gene Mapper
  電子書籍から書籍化という話題性もあり、侮れない筆力に感服。
 SF的な設定もアイデアがすばらしく、注目作品としてランクインも
 あるかなあと。
次点
加納朋子: はるひのの、はる
  地味でハートフルな作品ながら、過去のシリーズ2作とは異なる
 テイストもあって、案外面白く読みました。ほんわか楽しいだけの
 ものかと思ったら、さにあらずという意外性もグッド。
白河三兎: もしもし、還る。
  目が覚めたら砂漠にいて、忽然と現れた電話ボックスから出られ
 なくなる・・・というSF的な設定。『私を知らないで』のほうが
 話題になっていますが、これも面白かったです。

↓何位ですか!?・・・・かめのてさんが選んだミステリは
ベスト10にはいっているのくわぁ!(CMに入る)


本・書籍 ブログランキングへ

2013年11月10日 (日)

セラモールと魚友 南知多の旅

休暇がとれたので、近場の温泉へ。私は名古屋市在住なのですが、
同じ愛知県内でもあまり行かない、常滑と南知多に行って来ました。
まず着いたのはセラモールという常滑焼の卸・小売のセンター。
お店を1軒ずつ覗いては急須やら酒器やらを手にとってみると
案外楽しい。例えば私は寝酒に焼酎を飲むのですが、ストレートで
飲むので、よく売っているビアマグのようなサイズでは飲みにくい。
したがって今はショットグラスで飲んでいるのですが、焼酎だけに
しぶい焼き物で飲みたい。小ぶりで手になじむ、しかも値段も
そんなに高くないのがいい。表面がザラザラするのも嫌だが
ツルツルすぎて安っぽいのも嫌だ(笑)。特に底の部分がザラザラ
すぎて、テーブルの上でガリガリいいそうなのは嫌だ・・・。
そんな条件に合う1品なんて、これだけ沢山焼酎マグが並んでいても、
なかなか無いものです。それでもしっくりくるものがゲットできたら
ちょっと嬉しかったです。
あと酒器では、日本酒用の盃も買いました。日本酒といえばぐい飲み
ですが、ここは盃。というのも、居酒屋ライターの太田和彦さんが
何かのエッセイで盃を愛用しているというのを読んで。
実はぐい飲みと盃とでは、売っている比率は10対1くらいで盃は、
圧倒的に少ない。
今、家で使っている盃はあの名工・ダイソーさんの作。105円(笑)。
ぐい飲みに比べ、盃というのは、お酒がちょろっとしか入らない。
どばっと入れるとこぼしそう。そのちょろっと入れたのを、これまた
ちょろっと飲み干す。ああ~~いい~~(笑)。ジジイですか?
ということで、酒器を手に入れて、温泉に向かいました。

宿は「魚友」という活魚旅館。屋根には、でかい鯛が名古屋城の
金のシャチホコみたいに聳えている、思っていたより立派な作り。
庭には、源泉がポコポコ湧いています。
ロビーがすでにオーシャンビュー。海に面した側は全面ガラス。
部屋に通されると、これまた部屋もオーシャンビュー。
露天風呂に行きますと、浜辺が50メートルほど先にある感じ。
日没の時間に合わせて入れば、海に沈む夕日を楽しみながら温泉を
満喫できます。ちなみにお湯は、源泉かけ流しで無色透明です。
1109

海のない陸地に住んでいますと、たまに海を見ると、寄せる波や
遠くの船がじわ~と動くのを、飽きずに眺めてしまいます。
部屋には窓側に向けてイスと、流木みたいなテーブルが置いてあり
そこに座って海を見ながら「あ、今、魚が跳ねたねえ」とか言いつつ
夫婦で風呂上りのビールとしゃれこみました。

夕食は、お食事処で提供されます。我々は一番安いプランでしたが
カワハギの刺身、ロブスターの鍋など、とてもおいしかったです。
ご飯は土鍋炊きでした。(隣の仕切りの向こうから、漏れ聞こえて来た
情報によれば、隣は松茸ご飯らしい・・・格差社会がここにも!
お酒は知多の地酒「ねのひ」の本醸造と吟醸を堪能。
朝食は割り当ての炙って食べる魚の切り身などのほか、焼きたてが
出てくるだしまき卵。そしてご飯やサラダ、フルーツ、飲み物などは
バイキングになっているのも嬉しいです。キング・オブ・バイキング
と言われているうちの奥さんも、大喜びで皿に大盛りです。
この半分バイキングというのは、いいアイデアだなあと思いました。

ということで、今日はこのへんで。

↓こちらのランキングボタンは、リウマチ、肩こり、皮膚病に
 効果があります。なんなら万病に効果があります。


本・書籍 ブログランキングへ

2013年11月 6日 (水)

『去年の冬、きみと別れ』ミステリーか?

去年の冬、きみと別れ
中村文則著 幻冬舎2013/09刊 おすすめ度:★★★★☆

ライターの「僕」は、殺人犯の写真家のルポを書くため、犯人と
面会していた。写真家は女性二人を焼き殺した容疑で逮捕されて
死刑判決が出ているのだった。
写真家の姉、ルポを依頼した「編集者」、現実にいる人に似せて
人形を作る人形師のグループ「K2」、そして殺された2人の女性。
彼らにまつわるエピソードが、ルポの資料として綴られていく。
その内容から導かれる、事件の真相は・・・?

帯に「戦慄のミステリー」とありますが、『何もかも憂鬱な夜に
掏摸』の中村文則であるからして、普通のミステリーでは
もちろんありません。一応、事件の真相はこんなんだったという
部分がもちろんあり、そのこと自体が事件の表面よりも恐ろしい
というところが、中村さんらしいところです。
ただミステリー作家ではないので「謎解きっぽさ」とはちょっと
テイストが違うというか、ミステリーを読んだ気分ではないです。

よく本格ミステリは「人間が書けていない」とか言われましたが
これは人間を書きすぎたミステリーといえばいいでしょうか。
問題作の多い、本年のミステリーの、問題作のひとつにリスト
アップしておきましょう。
1106

*****
時事コント「ステーキ屋にて」
客「ちょっと君、いいかね」
店「はい、なんでしょう」
客「これは本当に飛騨牛なのかね。外国産じゃないだろうね」
店「何をおっしゃいますか。ひ、飛騨牛ですよ。
 ほら(モグモグ)ああ、うまい、これ絶対飛騨牛」
客「こら、誰が人の料理、食っていいって言った?
するとこれが飛騨牛という証拠があるんだろうね」
店「私が直接、現地で仕入れて来ましたので」
客「現地を見たのなら、どんなふうに飛騨牛は飼育されて
 いたか、その様子をちょっと言ってみろよ」
店「飛騨牛は、その、あれですよ、鳴き声からして違いますよ。
こう「ヒィダァ・ぎゅ~」とこんな感じで・・・」
客「そんなピカチューみたいなアクセントで鳴く牛がいるか!」
店「本当です。ほら、私の携帯ストラップ、さるぼぼです」
客「それが証拠になるか!」
店「証拠は、あ、味ですよ。どうぞ、この朴葉の上で、味噌を
つけて肉を焼いてみて下さい。その朴葉は本物ですから」
客「朴葉は本物で、肉は偽物なんじゃないか!」
店「まあ、そうなんですが。
飛騨牛アレルギーのお子様がいる場合に、吐いてしまうと
いけないので、アメリカ産を使っていまして・・・」
客「おれは飛騨牛にアレルギーはない!てか、そんなアレルギー
 あるわけないだろ!」
店「いや、実際吐いてしまう子供もいまして。飛騨に行くまでに
ゲロ(下呂)を通ります・・・お後がよろしいようで」
客「オチはいいから金返せ」

↓こちらのランキングボタンは本物ですので、安心して押して下さい。


本・書籍 ブログランキングへ

2013年11月 4日 (月)

『独身貴族』と『刑事のまなざし』

ブログランキングが100位以下を独走中なので、とりあえず
書くことなくても更新だ!
TVのことでも書きますか。誰も読んでなくても書きますか。
結局続けてみている秋ドラマは『独身貴族』と『刑事のまなざし』
だけになってしまいました。

独身貴族』は独身主義者の映画会社の経営者兄弟に、脚本家の卵が
恋に落ちるシンデラストーリー的なはなし。脚本が佐藤嗣麻子さんで
映画畑の人なので、映画愛をおりまぜながらのストーリーに好感。
佐藤嗣麻子さんは、脚本、監督もこなす人で、最近では『宇宙戦艦
ヤマト
』の実写版とか、怪人20面相をモチーフにした『K-20』など。
古くは『エコエコアザラク』なんてのもあって、セーラー服姿の
菅野美穂の鬼気迫る狂いっぷりに萌えた95年の作品。

刑事のまなざし』は地味~な作品で、視聴率もあまりよくない
らしいのですが、実は非常にカッチリと作ってあります。
結構犯人像も意外で、もと少年鑑別所の職員から転職したという
異色の刑事が、人の心を見抜く慧眼で事件を解くストーリーは
ミステリとしても人間ドラマとしても面白い。薬丸岳さん原作。
やはり派手さがない分、世間にはスルーされている感じですね。
いいドラマなのにもったいないなあ。

安堂ロイド』は、3回ほど見て・・・もういいや、という感じ。
大真面目な部分も好きになれなかったのと、ときどき修理に来る
ナースみたいなキャラも、オタク受けっぽくてどうもねえ・・・。

夫のカノジョ』は1回めでリタイア。人格入れ替わりものという
使い古されたネタで勝負していましたが、新味を感じませんでした。
人格転移ものでも、過去に変わり種で面白かったのは『ドンキホーテ』。
ヤクザと児童相談所の職員が入れ替わるというのがアイデアだった。
そのときの児相の職員・松田翔太に「なるほどですね」という口癖が
あったのですが、現実世界でそれが口癖の人がいて、びっくりした
記憶があります。

ドラマじゃないけど『マツコの日本ボカシ話』というのを
見ました。生保レディーが(モザイク、ボイスチェンジャーあり)
保険業界の内幕をばんばん喋ってましたが、1回でNGになり
打ち切り。あれは業界から放送局に圧力がかかったのだろうか
・・・と思わずにいられませんね。あの生保レディーさんが
抹殺されていないか心配です。「枕営業」の話がスゴかったです。

↓楽天優勝を祝って(実は全く興味はないが)一押し下さい。


本・書籍 ブログランキングへ

2013年11月 3日 (日)

『雀蜂』蜂サバイバルホラー

雀蜂
貴志祐介著 角川ホラー文庫2013/10刊 

ミステリ作家の安斎が、雪の別荘で目覚めると、妻は
姿を消しており、山荘の中に、冬にもかかわらず雀蜂がいた。
彼はかつて雀蜂に刺されたことがあり、今度刺されると、
アナフラキシー・ショックで死んでしまう。
これは妻と浮気相手が仕組んだ罠なのか?手持ちの武器や
道具を駆使して、作家は雀蜂に戦いを挑むが・・・。

いきなり蜂と共に閉じ込められた男のサバイバル劇が始まり
ノンストップで読ませる。そして最後にドンデン返しも用意して
お待ちしているのである。
文庫書き下ろしで、230ページそこそこ、貴志祐介のいつもの
濃ゆさをどっぷり味わう、というわけにはいきませんが、
たった数ミリの毒針で死に至る恐怖に抗いながら、いろんな
道具でハチに対抗する様は、読んでいてハラハラさせられます。
また、この罠を仕組んだ人間が、作家の死を確認するために
戻ってきて、どういう行動をするのか、作家が生きていたら
どういう衝突が起きるのか、というのを想像しつつ読むのも、
サスペンス感を盛り上げますね。

ハチは子供の頃、1回だけ刺されたことがあります。
とりいれた洗濯ものの中に入り込んでいたらしく、シャツを
来たら刺されてしまいました。小さいミツバチみたいなヤツ
でしたけどね。
1103

*****
妻とラブホに行った話。といっても、夢の中でなんですが。
せっかく夢なんだから、妻ではなく、壇蜜さんにしてもらえ
ないでしょうか。
まあ、ともかくラブホになぜか妻と、行きたくもないのに
行きますと、そこは何でも公共施設を利用した所らしいのです。
どうみても、外観がそんな感じ。さびれたホールみたいな。
すでに数組が、さあイヤらしいことをするぞ、という感じで
外の待合所みたいな場所で、待たされています。
う~ん、何だかこれも気まずいですよね。
さて、映画館みたいに、入場可能になってドアが開いて、
全員で中に入ると、個室ではなくて、やたらと広い会議室
みたいな簡素な部屋。そこに天井からアコーディオンカーテンが
下がっていて、それを引いて仕切るらしい。
するとあれですか、隣の喘ぎ声とか聞こえちゃうわけですか?
クイックマーッサージの店じゃないんだから。
何だかなあ、と躊躇しながらも、とりあえずそれはそれと、
服をもたもた脱いだりしていると、時間がムダに経過して
しまったらしいのです。またドアが開いて、次の客がどやどや
入ってくる。早いよ、まだ何もしてないよと思いつつ、
服を慌てて来ながら追い出される。
う~ん、これでは相手が壇蜜さんでも、ダメじゃないですか。
次回は壇蜜さんで、シャワーシーンから再開していただきたい。

↓ランキングボタンを押してなっしー。


本・書籍 ブログランキングへ

« 2013年10月 | トップページ | 2013年12月 »

2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
フォト

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

2019年注目のミステリ

  • ジョーダン・ハーパー: 拳銃使いの娘 (★★★★★)
  • 伊吹亜門: 傘と刀 (★★★★★)
  • 宮部みゆき: 昨日がなければ明日もない (★★★★★)
  • 今村昌弘: 魔眼の匣の殺人 (★★★★★)
  • 澤村伊智: 予言の島 (★★★★)