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2013年12月18日 (水)

『炭水化物が人類を滅ぼす』

炭水化物が人類を滅ぼす』~糖質制限からみた生命の科学~
夏井睦著 光文社新書2013/10刊 おすすめ度:★★★★★

いきなりワタクシごとですけど、もう10年以上前になりますが
仕事が外勤から内勤になり、1日じゅうPCの前でエクセルを
開いて居眠りして、いや仕事をしていたら5キロくらい太って
しまった時期がありました。その当時、夕食は晩酌をした後
漬物と汁物でご飯を食べる、ニッポンのお父さんスタイルでした。
いまだかつて「太る」という経験をしたことがなかった私は
(生まれたときすでに8頭身だった)少々ビビって、奥さんに
「夕食はこれからご飯はナシで。必然的に漬物、汁物もナシで」
と言ったところ「あら助かるわ~」と家計簿でほっぺたをペチペチ
叩かれて喜ばれました。それが多分1999年頃なので、以来10数年
夕食に白いご飯を食べない生活をしてきました。
それが近年、健康診断でコレステロール値と中性脂肪の値に異常値が
見られるようになりました。ちょっとまた5キロほど太ったりもして。
それで納豆を食べたり、特保のお茶を飲んだりしたのですが、特に
効果はないばかりか、むしろ数値は悪化。
そこで朝食や昼食に、ご飯やパンなどをやめ玄米ブランに変えました。
ブランに含まれる食物繊維で血液さらさらを目指したわけです。
中性脂肪の減にいいという「リサーラ」というソーセージの効果もあって
現在はすべて正常値になっています。

この本はそういう自身の健康からの興味もあって読んだのですが、
図らずも私の食生活は「糖質制限」に近いものになっていたわけです。
この本を読んで我が意を得たり、という気持ちになりました。
本書の主張は「糖質制限で体重は減り、糖尿や高血圧などの予防や治療
になる。糖質制限をすれば肉も魚もカロリーを気にせず食べてもOK」
と、簡単に言えばそういうことです。
じゃあ、糖尿病はそれで治るのか、もしそうなら医者はなぜそれを推進
しないのか・・・というあたりは、本書のヤマですので是非お読み下さい。
前半はその糖質制限に関すること、後半は生物学的な視点からの考察や、
現代農業が地球環境に与える影響、農耕から見た人類史など学術的な
仮説を披露されていて、ここもまた面白いのですが、少々コムズカシイ。
前半部分だけでもお読みください。前半だけでも十分価値のある1冊です。
この1年で読んだ本の中でも、もっとも興奮して読んだ1冊になりました。
糖尿病の父にも、この本を送ってやろうと思っています。

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コメント

ごはんかパンかうどんかパスタか
とにかく炭水化物を食べないと
ご飯食べた気がしません。

食べられないということになったら泣きます。

チョコレートやあんこやアイスクリームや…
甘いものも食べられないとなったら泣きます。

でも、あまりよくないらしいとは、この頃よく聞きますね。

体脂肪率も少なすぎだし、他の数値も異常なしだからとは思うけど
気にはなってます。炭水化物とり過ぎなんですよ~。

>じゃあ、糖尿病はそれで治るのか、もしそうなら医者はなぜそれを推進
しないのか・・・というあたりは、本書のヤマですので是非お読み下さい。

ここ気になりますね。
これだけじゃなく、全体すごくおもしろそうです。

私も酒飲みなのに、甘いものは食べます。
クリスマスケーキも・・・。でっかいおはぎとかも好きです。
私も病人ではないので、ハードな糖質制限ではなく
ファミレスで
「このハンバーグステーキランチの・・・ライス抜きで!」
と言って、ウイイトレスと周囲にけげんな顔をされる程度に
とどめています。
炭水化物といえば、お正月は餅・雑煮という炭水化物祭りですね。
ああ、やっぱり炭水化物はうまいですよね~~~(どっちなんだ)。

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