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2014年2月

2014年2月22日 (土)

『know』

know
野崎まど著 早川文庫2013/07刊 おすすめ度:★★★★★

2080年代の京都。人々は「電子葉」と呼ばれる機器を頭に
埋め込んでいます。簡単にいうとPCのブラウザが頭にあって
端末なしで頭の中で瞬時に検索できちゃう、という世の中です。
「知っている」ということは「自分の記憶にある」ことと
「脳内で検索してその場で分かる」ということの両方を指して
いるわけです。
「情報庁」に勤める役人である主人公は、一般市民よりも
深いレベルで検索・アクセスできるエリート。彼が師と慕う
電子葉を発明した研究者は今は行方不明となっています。
その師を追ううちに出会う一人の少女。彼女は世界を変えて
しまう存在なのでした・・・みたいな。

タイトルの「know」は「知る、知っている」と「脳」の
掛け言葉のようです。情報が蔓延し、瞬時に頭の中でアクセスし
何でも知っている世の中で、これ以上何を知ろうというのか?
本の雑誌「オリジナル文庫大賞」受賞作です。さすがに面白いです。
電脳モノというのは、漢字にカタカナのふり仮名いっぱいで
読みにくい気がするのですが、私の脳に埋め込まれた「読書葉」の
おかげですぐに馴染み(笑)、楽しく最後まで読めました。
中盤からサスペンス色が強まり、対決シーンとかがあったりで
そこもハラハラさせられました。
ただ敵に囲まれながらその攻撃をかわして進んでいくくだりは
ちょっとリアリティがどうなのか、イメージ先行で、ニッポンの
アニメ的だなあと思いましたけど。
ラストもなかなかいいですね。
0222know

*****

私にとってつらい季節が来ました。花粉?・・・違います。
オリンピックです!
オリンピック・・・私は出たことないぞ。出ろとも言われていない。
いや、出ろと言われても出ないぞ、出てやるもんか!
あの人たちは、雪や氷の上ですべったり飛んだり何をしておるのか。
雪のおかげで私は仕事で千葉まで行くのに8時間もかかったのだ!
オリンピック選手たちは力が余っているなら除雪を手伝え!

・・・全国民に怒られそう。
全国民、見てないブログだから大丈夫。
それくらいまったく少しも完璧にオリンピックに興味ありません。
ニュースつけたらオリンピックの話ばかり。
千葉のビジネスホテルでTVつけてもそればっかりで、すぐ消して
おかげで読書が捗った!と言いたいところだが深酒するだけでした。
スーパーの見切り品のお惣菜を肴に深酒する方もする方です。

サッカー、野球、ゴルフ、相撲・・・スポーツと名のつくものに
まったく興味がないので、その祭典なんて、嫌いな食材だけ集めて
鍋で煮たようなものです。具体的には、いかの塩辛、かにみそ、
レバニラを煮て、生卵でいただく、そんな鍋です。

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2014年2月16日 (日)

『嫌われる勇気』哲人との会話

嫌われる勇気
岸見一郎 古賀史健 共著 ダイヤモンド社2013/12刊 
おすすめ度:★★★★★

アドラー心理学の本。ダイヤモンド社というビジネス書の出版社
なので、よくある自己啓発本、タイトルからすると「人間関係を
うまいことやろう」という本と思われそうですが、ちょっと違います。
では心理学の本かというと、哲学本に近いです。
全編、会話文という構成は、哲学本にしてはとっつきやすいです。

ある日アドラー心理学の大家である「哲人」のもとを「青年」が
訪れます。
青年は劣等感と自己嫌悪感の塊で、救われたいと思いながらも
「哲人」の思想を「どうせこれも似非なのだろう」と論破すべく
議論をふっかけます。世間一般の考え方からは180度違う哲人の
思想に面喰いながらも対話を続け、次第に哲人に感化されていきます。

単なるアドラー心理学の解説本なら、ふ~んという感じでしょうが
これを対話にして、反論、反論の反論、という形でエキサイトメントを
出したところがこの本の面白さですね。お勧めです。
0216

*****

さて今年のXデー、世間でいうバレンタインデーの成果を発表します。

①自部署のパート従業員一同より:1箱
②別部署の女性社員より:1個
③別部署の女性社員より:1箱

①は恒例になっているので、まあ儀式のようなものですね。
②は「1箱」ではなく「1個」というのは、何粒かあるうちの
1個ということです。それでもありがたく涙を流しながら食う。
③今回、この③が例年にない成果です。とうとう50を前にして
このようなすばらしい成果を手にすることができ、感涙に
むせびました。まさに苦節50年。人間ん~50年んん~♪
まず滝(風呂場のシャワーで代用)に打たれて禊を済ませ
白装束に着替えたうえで(寒いので中にヒートテックを着用)
箱を神棚に祭り、ご祈祷をして護摩を焚き、般若心経を唱え
7日間のラマダンを経て、賞味期限内に食べたいと思います。

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2014年2月 8日 (土)

『白暮のクロニクル』不老不死者の殺人事件

白暮のクロニクル
ゆうきまさみ著 小学館ビッグコミックスピリッツ2014/01刊

不老不死の一族「オキナガ」は日本に推定10万人いるという。
そのオキナガを管理する厚労省の部署に配属された「ふしぎ」
こと伏木(ふせぎ)あかりは、長身・太眉の26歳。
不死と言われるオキナガの惨殺現場に遭遇したあかりは、
オキナガを狙った殺人事件に関わることになる。
厚労省から紹介されたオキナガ・雪村は。88歳ながら少年の
容姿を持っていた。
あかりは連続する殺人事件に翻弄されることになるが・・・。

ゆうきまさみさんは『パトレイバー』も読んでおらず、全くの
初めてです。「ちょっと気になる第1巻」を読む習性があるので
この本もちょっと齧ってみましたが、なかなか面白そうです。
性急な展開ではなく、1巻でやっと事件の一端が解決した感じで
じっくりストーリーが進んでいきそうな感じです。
これは2巻以降も買いですね。
第2巻の予告では、オキナガ雪村の少年時代(戦時中)に話が
遡るようです。
タイトルの「白暮」って何でしょうか。PCでも文字変換できません。

*****

今日は雪になりました。
寒い夜にはおでんはいかがでしょうか。
0208

実はこのおでん、イオン幕張新都心の「元祖食品サンプル屋」で
買って来た、ニセモノおでんです(器は本物の陶器)。
大根の断面のツヤツヤした感じや、ゆで卵を包丁で切ったときの
断面のでこぼこ感、ちくわの焼けこげた皮の感じとか、すごい
リアルです。汁も透明感と、ちょっとトロっとした質感も
「オー!ジャパニーズ・アート!」と外人的な反応しそうなほど
リアルです。これ確か2,000円か2,100円だったと思います。
奥様には「マグネットを買ってきて」と言われていたのですが。
マグネットでも1200~1400円くらいするので、それならいっそ
この手のこんだおでんにしようと思ったわけです。
奥様へのお土産だったのですが「よしここに飾ろう」と言って
勝手に私のPCデスクの上に飾られてしまいました。
私のPC机はいまや、奥さんの買ってくる変な置物や、
がちゃがちゃの人形とかでいっぱいになっているのです・・・。

↓おやじ、そのハンペンと、牛すじ、それと・・・
ランキングボタンひと押し、頼むわ。


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2014年2月 7日 (金)

『エンダーのゲーム』

はいみなさん、こんばんは。N・淀川です。
今夜ご覧なるのは『エンダーのゲーム』。エンダーというのは、
この映画の主人公、子供の名前。エンダー、終わらせる者・・・
戦争を終わらせる者いうこと。戦争と言うても宇宙戦争ですね。

地球は50年前に虫みたいな宇宙人に攻撃されたんですね。
それで次に攻撃される前に、子供を集めて戦闘訓練をしよう、
これはまあ、そういう話。宇宙戦争の話・・・というより、
戦闘訓練がメインの話。ちょっとその辺、趣向が変わってますね。
このエンダー君、ハリソン・フォード演じる教官に見いだされて
訓練学校の中で、リーダーとしての才能をどんどんどんどん
発揮していきます。そうするとまあ、周りから妬まれる、
なんやこの後輩が、大きな顔してと、ケンカを売られる。
こんなひょろっとした子供がケンカするんか・・・。
でもこの子には天性の才能があった。戦国時代で言うたら
軍師ですね。相手を倒すだけではなく、次の攻撃も封じる、
ちょっとエゲつない感じもする・・・その辺がさらに教官に
買われて、リーダーとしてのしあがっていく。
まあ、ビジネスマンが喜びそうな話でもありますね。

本作は、日本のSFアニメにも大きな影響を与えた
オースン・スコット・カードの原作をぴたりと1本の脚本に
まとめた佳作ですね。どんな結末になるのかは・・・どうぞ
楽しみにしてご覧なさいね。

『エンダーのゲーム』
監督・脚本:ギャヴィン・フッド 
出演者:エイサ・バターフィールド、ヘイリー・スタインフェルド
おすすめ度:★★★★☆

出張先でホテルに泊まったら、すぐ近くに映画館があり、
これ幸いと、生まれて初めてレイトショーを見ました。
空いてて安くていいんですが、なかなかこういう機会でもないと
レイトショーなんて見ないですよね。

子供の兵士としての才能が見いだされるといえば、ガンダム然り
エヴァンゲリオン然り。少年ゆえにグダグダ悩むところも同じ。
エンダー君はニュータイプでも何でもないのですが。子供ゆえの
素朴さと柔軟さで、戦略を切り開いていくわけです。
SF戦争ものといえば、最近では『バトル・シップ』とか
スカイライン』とかがありましたが、いずれも戦争アクション。
本作は戦闘訓練がメイン、しかも単なる少年の
ビルドゥンスクロマンともちょっと違う・・・変わったテイストの
映画でした。結末もなかなか面白いです。


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2014年2月 3日 (月)

今夜のおかず

このところ、出張が多くて更新が滞るので
とりあえず駄文日記を更新。

妻に帰るコールをしました。
1回コールが「コールバックが欲しい」という合図なのですが
今夜はなぜか、待っていてもコールバックがない。
ちょっと経ってからまた1回コールをしたら、今度はちゃんと
コールバックがありました。

うちに帰ってから、何で最初の電話でコールバックが
なかったのか聞いたところ、

「おなかが減ったので、先に恵方巻きを食べていた。
恵方巻きは食べながら願いごとをして、その間は話して
いけない、というルールがあるので、電話できなかった」
ということでした。

う~む拙者、「恵方巻きルール遵守精神」に感服つかまつった!


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