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2016年1月

2016年1月30日 (土)

『昨夜のカレー、明日のパン』

昨夜のカレー、明日のパン
木皿泉著 河出文庫2016/01刊 お勧め度:★★★★★

若くして夫・一樹を失ったテツコさんは、そのまま夫の実家で
ギフ(義父)とともに2人暮らし。交際中の岩井さんには、結婚を
変なタイミングで切り出されるが、亡き夫の思い出と、ギフと、
この家での生活を捨てきれず、承諾いたしかねる。
彼らの周囲の人物のエピソードをからめながら、テツコさんの
気持ちの変遷をつづる、ふわ~っとした木皿ワールド。

作者は『すいか』というTVドラマで注目された脚本家夫婦。
『すいか』は2003年のドラマだそうですが、当時わたしもなぜか
このドラマを見ており、10数年ぶりに小説で再会しました。
本屋大賞でも2位に推されていた本作は、語り口も面白く、
読みながら脳内で映像化される感じです。
実際、自身の脚本でドラマ化されていますが、BSなので見れず。
地上波で再放送になったら見たいなあ。お勧めです。
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*************

かめを畳の上に放しておくと、私が寝転んでたりするときに、
ほっぺたとか耳たぶにチューしに来ることがあります。
実際は鼻先をぺとっと押しつけて来て、冷た~いって感じですが
私はこれをチューと解釈しています。
さて、知人でトカゲを飼っている人がいて、なんでもエサは
生餌だそうで、それも「エサ用ゴキブリ」だとか。
つまり、トカゲもゴキブリも飼っていると。う~む。
トカゲとか爬虫類全般、私も好きですが、ゴキを食べるとなると
ちょっとねえ。
そのトカゲがチューでもしに来ようものなら
「おまえ、さっきゴキブリ食べたやろう!なにすんねん!」
ということになるでしょうね。
かめでよかった。

2016年1月26日 (火)

『この闇と光』旧作にもいいものあり

この闇と光
服部まゆみ著 角川文庫2014/11刊 お勧め度:★★★☆☆

盲目の王女・レイア姫は、森の奥の城に幽閉状態にあった。
王である父と、意地悪な乳母のダフネしか、頼るところはない。
城下は自国、隣国とも戦乱状態にあり、城から1歩も出ることは
できなかった。
それでも盲目ながら、文字を学び、物語から得られる知識だけで
生きてきたが、やがて戦乱が激化し、ダフネとともに城から
脱出することになったが・・・。
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お正月に、通りすがりの駅の書店で買い足して実家で読んだ文庫本。
持っていった『陽気なギャングは三つ数えろ』が面白すぎて
読み終わりそうだったので、あわてて1冊追加。
この本は98年に単行本化された本で、その後文庫化され、
さらに最近、佳嶋さん(皆川博子開かせていただき光栄です』ほか)
のカバーイラストに変えて再発されたようです。
帯には「大どんでん返し」「幻の傑作」「ネタバレ厳禁」など煽って、
旧作掘り起こしで、いわゆる「しかけ」で平台に山積みになっていました。

前半がお伽噺のような世界観、そして後半に急展開させる構成です。
幻の傑作とは、ちょっと言いすぎですが、よく練られたプロットで
楽しく読みました。お勧め度★3つなのは、前半のお伽噺部分が私には
やや退屈なので。でもそこがないと後半もありえないので
仕方がないのですが。

********

今、我々はカレー屋さんや食堂でカツカレーを注文するとき、
どんな顔をして注文すればいいのか。
「あの、カツカレー・・・いや、変な意味じゃないんですけどね。
その、カレーむしょうに食べたいときあるじゃないですか。
で、そのやっぱカレーと言えば、カツカレーかなって・・・」
そんな言い訳が必要なのでしょうか。
注文受けた店員も
「はい、えっとカツカレー・・・そうですよね、カレーでちょっと
豪華な感じっていうとカツカレーですよねえ!」と、あいそ笑いの
ひとつも必要なのでしょうか。

私がかつてココイチ納豆カレーを注文したとき、注文受けたお姉さんが
「そう、納豆カレー、おいしいですよね。私も好きなんです!」と
言ってくれました。ちょっとうれしかったですけど、納豆カレー、
注文する人少なくて
「お?まさかの納豆カレー?」と思われたのでしょうか?
うちは奥さんが納豆嫌いなので、納豆が食卓に上ることはないのですが、
ココイチの納豆カレー、うまいです。
がんばれココイチ!
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2016年1月10日 (日)

孤独のかめのて 鮮魚と地酒 尾鷲

孤独のかめのてseason1 第1話
「瑞穂区のアジの南蛮漬けと、まぐろ&アボカドわさび醤油和え」

地下鉄・瑞穂区役所駅。区役所に用事でもない限り、下りない駅だ。
役所なんて味気のない対応で、できれば行きたくない場所だが、
仕事柄、役所に行くこともある。あちこちの窓口を
行ったり来たりしているうちに、おっともうこんな時間だ。
それにしても・・・腹が・・・減った・・・。

よし店を探そう。
中華・・・う~ん中華という気分ではないな。
うん?「鮮魚と地酒 尾鷲」?・・・尾鷲って、確か三重県じゃ
なかったか。なぜ尾鷲かは分からないがここにしよう。
今、俺の腹は三重県尾鷲市だ。
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(写真はお店のFaceBookより)

「おかえりなさ~い」
「あ、一人なんですが」
「どうぞ、カウンターへ」

おかえりなさい、と来たか。初めて来たんだけどな。
カウンター席がいくつかと、テーブル席が、5つ6つ。
まあ、一人客はカウンターの隅で、ちびちびやるかな。

さてドリンクは、鮮魚というからには日本酒だが、なになに・・・
聞いたことのない銘柄ばかりだ。「立山」くらいしか有名どころはない。
立山・・・というと、俺にはちょっと馴染み深いんだが。
雪の芽舎」・・・ゆきのめしゃ?かやしゃ?まず読み方が分からない。
酒は70mlと150mlがあるのか。
つまみは・・・さすがに魚のメニューがそろっている。
刺身もいいが寒いところを来たので、お勧めの中から選ぶかな。
野菜もほしいが・・・ズッキーニと肉の炒め物か。
飲み屋でズッキーニって珍しくないか。ズッキーニが、ズッ気ィになる。

「あ、すみません」
「は~い」
「えっと、この雪の・・・」
「雪のぼうしゃ」
「あ、ぼうしゃ。それの150mlを下さい。それから鯵の南蛮漬けと、
肉とズッキーニ炒め。とりあえずそれで」
「はい」

店内にちょうちんがぶらさがっている。若いバイト女子と、わりと
若い主人が、料理は一人でやっているのか。
この、カウンターの上に大皿があって、料理が乗っているのがいい。
これは、ぶりのカシラ。ぶり大根か。大根がいい色だな。
でも、俺は煮魚を上手に骨まで食べられないからな。アラとかはわりと
苦手なほうだが・・・それにしてもうまそうだ。

「これは何なの?」
お、この爺さんは常連客か。
「どじょうの唐揚げ」
「ちょっとつまんでいい?」
「そのままだと味はあんまりないよ」
1匹もらって食べている。ふん。どじょうね。うまいのかな。

「お待たせしました。雪の茅舎です」
うん?枡にコップはよくあるが、このコップ、なんだか小さくないか。
おっとっと・・・コップからあふれさせるのはよくあるが・・・
枡の縁までギリギリ入れますかね。なるほどそうきたか。
ちゅるるる・・・。この最初の1杯を吸い上げるのが、1番うまいね。
いや、この酒・・・いいじゃないか。雪の・・・ぼうしゃ。
さて、文庫本でも読むかな。

「はい、鯵の南蛮漬けです」
待ってました。うん、うまい。骨もきちんと処理してあって、大葉が1枚
敷いてあるのが気が利いている。酢の加減もちょうどいい。

ズッキーニまだかな。主人一人で調理だとちょっと時間がかかるか。
土曜だし、テーブル席は満席だな。先にもう1品、頼むとするか。
「あ、すみません。え~っと、まぐろとアボカドのわさび醤油和えを」
「はい」

おっと、ズッキーニが来た。ズッキーニ。あまり食べたことがないけど
きゅうりっぽい洋風野菜。うん・・・うまいけど、これはビールメニュー
だったかな。ちょっと失敗したか。ズッキーニという名前にやられた。
冷静さを欠いた判断だったかも。

よし、酒もそろそろお代わりだ。
「すみませ~ん。え~っとお酒で、この鳳凰美田を下さい」
「は~い」
鳳凰・・・しかも美田。純米吟醸。期待できそうだ。
また枡になみなみと・・・ちゅるるる・・・うん、いい。これもいい。
まるで美しい山田錦の田んぼを上を、鳳凰が舞っているようだ。

「まぐろアボカドです」
お、きたきた。ズッキーニに、アボカド。すっかり西洋かぶれだ。
だがこのアボカド。まるで日本の露地野菜のように、まぐろにあう。
わさびにもあう。いいじゃないか。アボカド。日本への帰化を認める。
美田の横で、アボカドとまぐろで酒を飲む。日本人でよかった。

「ご馳走さまでした」
「ありがとうございました~!」

尾鷲。なんで尾鷲なのかわからなかったが、名古屋市にいて尾鷲。
日本にいてズッキーニ。居酒屋でアボカド。うまいに国境はない。
県境もない。
次に、この区役所に用事があるのはいつかな・・・。

かめ~♪かめ~♪かめ~♪
か・め・のてさん♪Wooo~♪

2016年1月 2日 (土)

2016年の抱負

おめでとうございます。
今年も当ブログをよろしくお願いします。

さて今年も1月中旬くらいから、仕事のほうが忙しくなりそうで
というか、正月から家のPCでCADをいじったりしているところを
見ると、もうすでに尻に火がつきはじめている感じです。
でも読書は週1冊ペースだけは何とか維持したいところです。

個人的には2016年は飛躍の年にしたいと思っています。
飛躍のためにドローンを買おうかな、と思っています。
ドローンはスイッチ押すと飛躍するので便利です。

あと、スターウォーズは、吹き替え版でもう1回見たいかな。
それから最低月1回は、学生とかいない感じの、ちょっといい
飲み屋に行きたい。

まあ、う~ん、新年の抱負として、そのくらいですか。
年とると、まあそんなもんですよ。

寝ようかな、もう。

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