« 2016年7月 | トップページ | 2016年9月 »

2016年8月

2016年8月21日 (日)

『明智小五郎事件簿』Ⅱ

明智小五郎事件簿』Ⅱ
江戸川乱歩著 集英社文庫

明智小五郎が登場するものを、事件発生順に並べたシリーズの
第2巻。「一寸法師」「何者」を収録。

「一寸法師」は乱歩のフリークス趣味が如実に出たもので、
今となっては表現上書けない言葉のオンパレードです。
内容は怪人一寸法師が暗躍するのですが、これがなかなかちゃんと
ミステリになっているので、悪者を単に捕り物で捕まえるだけの話
ではありません。なかなか秀作だと思います(乱歩自身は作品の
出来に満足していなかったらしいですが)。

「何者」は乱歩作品ではマイナーですが、館に続く足跡とか、
いかにも本格推理ものです。
解説によれば、乱歩会心の1作だったのに、本格すぎて当時あまり
評価されず、そのせいで本格ものを書くのをやめてしまったらしい、
といことが書かれています。だとすると残念ですね。乱歩ほど
海外の本格ものに精通していた作家もいなかったでしょうに。
0821

*******

うちの妻が、深夜アニメ『坂本ですが』を毎週楽しみに見ていたが
最終回になってしまった、最終回も面白かったので、その録画を
見よう、と言って見せられました。

妻は深夜アニメとか、よく録画して見ているのですが、
『坂本ですが』にしたって、1巻が出たときにすでに、私が買って
帰って「面白いから読んでみ」と言った本なのです。
それには見向きもしないばかりか、本棚がいっぱいになるから
早く中古本屋に売って来い、などとひどいことを言うのです。

思うに、私は話題になったマンガは1~2巻が出たあたりですぐ
買ってくるので、人気の作品だけに、それがアニメ化や映画化
されたりすることが結構あるのです。たとえば

・暗殺教室
・亜人
・ワカコ酒
・僕だけがいない町
・俺物語
・重版出来
・アイアムアヒーロー

なんかですが、それには目もくれず、TVになったら見るって
どういうことなんでしょうか。せっかく買った本だから読め!
(そして本代、半分出してくれ!)

2016年8月19日 (金)

『明智小五郎事件簿』を読破いたすべく

明智小五郎事件簿』Ⅰ
江戸川乱歩著 集英社文庫

乱歩作品の中でも、明智小五郎が登場するものを、事件発生順に
並べた、という全12巻のシリーズです。
発生順というのは、編纂者が作品内に書かれた情報をもとに、
「この事件は、前のあの事件に言及しているし、季節は夏だから
これとあれなら、こっちの作品が後だ」という推定をしているわけです。
シャーロキアンが作品内容と現実をだぶらせるのと同じ感覚ですね。

第1巻は、明智登場の「D坂の殺人事件」あとは「幽霊」「黒手組
心理試験」「屋根裏の散歩者」を収録。
うち3作は既読で「D坂」も過去に(結構子供のころか?)に読んで
いました。この登場での明智は、着物姿だし、頭がモジャモジャで
髪をかき回すくせがある、というのは、ほぼ金田一耕助。
しかも意外に「ニコニコ顔」らしくて、主人公が見当違いな推理をする
のをニコニコしながら聞いているのは、余裕の表れ。

08191

私の世代だと明智は、天地茂の印象が強いのではないでしょうか。
スーツでびしっと決めて、眉間にシワ、眼光鋭く、お約束の変装で
ジジイの顔のマスクをメリメリと剥がすと、中から天地茂が!
というヤツです。
あと入浴中に美女が殺されるのを子供ながらにドキドキして見ると(笑)。
だから着物、モジャモジャ頭、ニコニコ顔という明智像に違和感
(こっちがオリジナルなんですが)がありますね。

「D坂」の真相ですが、今読むと、ちょっとアレですね。いまこれを
新人作家が書いたら、バカミスと言われそう。

「心理試験」は嘘発見器を題材にしたもので、これも子供の頃に
読んで印象的で、今でもディティールを覚えていて、再読して
「ああ、これこれ」と思いました。

2016年8月14日 (日)

『シン・ゴジラ』はお子様お断り

大ヒット中の『シン・ゴジラ』見てきました。
ストーリーは・・・

・海から謎の巨大生物が!
・自衛隊でやっつけろ、でも、意外に手ごわいぞ
・みんなで頑張って何とかなった

まあ、こんな感じです(雑すぎる)。そんな中で

・戦いを通して抱えていたトラウマを克服し成長する主人公
・破綻していた夫婦関係が被災生活の中で、二人の絆を取り戻す
・倒れそうなビルの中でヘタレなお父さんが息子を必死で守る
・瓦礫に閉じ込められた少女がレスキュー隊の活躍で救出される
・お笑い芸人が扮するおっちょこちょいの男が、ゴジラの弱点に気づき
 意外な活躍を見せる
・ゴジラの体内に爆弾をしかけた男が、瀕死の状態で爆破スイッチを押す
・総理大臣が自衛隊機に乗り込み、ゴジラに決死の体当たり

というような人間ドラマは・・・一切ありまっせん!
あと、字幕が洋画並みに出ます(笑)。
それから特撮につき物の美少女枠がありません。
お色気は、石原さとみの胸の谷間が、ほんのちらっと見えるだけ(笑)。
できればタンクトップ1枚で機関銃持って戦って欲しかったと思うのは
ハリウッド映画に毒されている証拠です。

それでもこの人気と、評判はウソではありません。これは紛れもない
正しいゴジラ映画であり、まさに日本人のための日本製ゴジラ。
特に映像、画の見せ方、スペクタクルは、よくぞこれを作った!と拍手もの。

ただ外国でこれがウケるのかはちょっと微妙。
よくアメリカ映画じゃない外国の映画で、その国が抱える移民問題とか
過去の歴史とか宗教観が背景にあったりして、よく分からないときが
ありますが、本作も日本人にしか分からない部分が多分にあります。
怪獣が暴れる映画としてだけ見ると、欧米人にはピンと来ないかも
しれませんね。少なくとも、小学生が見てもそんなには面白くないです。

なんだか半分クサしているようですが、傑作ですの実はお勧めです(笑)。

『シン・ゴジラ』
総監督:庵野秀明 出演:長谷川博己竹之内豊

*******

次にガメラ、いやカメの話。
かめの夢をたまに見ます。
犬を飼っている人は犬の夢を、猫を飼っている人は猫の夢を見るのでしょうか。
私は犬猫の出てくる夢って記憶にないです。
かめの夢は、水槽にかめが沢山いて、自分のかめがどれか分からなくなるとか
小さい池に放したら、どっか行って戻ってこない、とかです。

この間見た夢は、かめが私の見ている前で、突然グンっとひとまわり大きく
なる、という夢です。甲羅のサイズが1センチくらい大きくなったのです。
私は夢の中で驚きながらも
「そうか、あの硬い甲羅がどうやって大きくなるのか前から疑問だったが、
じわじわ大きくなるのではなく、一瞬でグンっと膨らむのか。そうだったのか」
などと、なぜか納得したのでした。
そんなわけあるまい!

2016年8月 6日 (土)

『真田丸』に映ったアレ

またまた1ヶ月ぶりの更新。
今日、録画してあった『真田丸』を見ました。
妻が「前回の真田丸で、時代劇では映ってはいけないものが映ったと
ネットでニュースになってたよ。何が映ったのか、見てあててみ!」
というので、私は画面の隅々まで何が映るのか期待しながら見ました。
腕時計か?指輪とか?あるいはピアス?
長澤まさみに、ビキニの日焼けあと?彼女は随分現代的な喋り方なので
それは違和感ないかもね!

・・・すると突然、問題のシーンが出ました!これのことか!
山本耕史扮する石田治部少輔三成が電話するシーンで、スマホの
待ちうけ画面が堀北真希なのが、チラっと見えたのです!
ドラマに私情を持ち込んではいかんではないか!
きっとこれは三谷幸喜がコネタを挟んできたに違いありません。
再放送では、待ちうけ画面は秀頼の写真に差し替えられていた
らしいのですが、未確認です。

« 2016年7月 | トップページ | 2016年9月 »

2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
フォト

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

2019年注目のミステリ

  • ジョーダン・ハーパー: 拳銃使いの娘 (★★★★★)
  • 伊吹亜門: 傘と刀 (★★★★★)
  • 宮部みゆき: 昨日がなければ明日もない (★★★★★)
  • 今村昌弘: 魔眼の匣の殺人 (★★★★★)
  • 澤村伊智: 予言の島 (★★★★)