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2016年12月

2016年12月 4日 (日)

今年読んだ新刊ミステリ

2015年11月以降の新刊ですと、10作しか読めてません・・・。
例年「このミス」のベスト予想なんてしてましたが、
去年に引き続き、読書量激減のため、今年はとりあえず
読んだ本で面白かったもの、印象深かったものの順番で。

ジェリーフィッシュは凍らない/市川 憂人 (著)

なんせ本日読み終えた本なので、そりゃあ一番印象に残ります。
鮎川賞受賞作で、力作だと思います。
鮎川賞だけあって、がっちり本格です。
「ジェリーフィッシュ」という小型の飛行船が実用化された世界
(架空の過去)を舞台にしているとことも面白いし、
事件の起きる状況と、事件の起きた後を警察が追う状況の
2つの時間軸を順番に読ませる構成にサスペンス感があります。
クローズドサークルで次々と殺される、これぞ本格。お勧め。

1204

現代詩人探偵/紅玉 いづき (著)

悩める青年詩人が主人公。ある詩人サークルが再会を果たすが
数名が死んでおり、その死の謎を探るわけですが、
詩人はなぜ死に追いやられるのか、推理だけに終わらない物語に
なかなかぐっときます。
ただ文体になかなかクセがありますけどね。

猫には推理がよく似合う/深木 章子 (著)

喋るスコティフォールド(猫)と、弁護士の助手が弁護士事務所で
推理する、というライトミステリながら、本格の書き手である
深木章子ならではの、ヒネリの利いた内容で面白かったです。
猫の一人称とか、猫が手がかりを咥えて来るとかではなく、
猫ががっつり日本語を喋ります(笑)。
スコ座り」というのをこの本で知り、スコティ、欲しくなりました。

ずうのめ人形/澤村伊智 (著)

21世紀版「リング」。呪いと解こうとする主人公たちと、
小説中小説が錯綜する構成が好き。なんか真っ直ぐ進む話より
こういう構成が単に好きなのかも。

うそつき、うそつき /清水 杜氏彦 (著)

去年の暮れに出た本ですが、クリスティー賞だったような。
首輪型ウソ発見器が国民全員の首についている近未来SF。
主人公はその首輪を非合法に外す技術者という役どころ。
設定がまず面白いし、首輪を外す依頼をする人物像とか、
外すのが成功するのかしないのか、というサスペンスもあって
なかなか面白かったような。1年経ってだいぶ忘れた・・・。


おやすみ人面瘡/白井 智之 (著)

グログロSFホラー推理劇。
そういえば『粘膜蜥蜴』飴村行という人もいたなあ。
こういうアクの強いものを書く人が、書き続けるのはなかなか
大変なことだろうなあ、と思う。余計なお世話だけど。

分かれ道ノストラダムス/深緑 野分 (著)

青春サスペンスなので、ミステリ度は低めでしたね。
ヒロインも、ヒロインを助ける男の子も、普通っぽくて爽やかで
いい本ですね。

砕け散るところを見せてあげる/竹宮 ゆゆこ (著)

いじめを題材にしており、しかも青春ラブコメ的なノリもあって
2重に痛い小説ですが、文中にしかけもあったりするので
ミステリ枠で評価されるのでは。

十二人の死にたい子どもたち/冲方 丁   (著)

著者初のミステリですが、会話劇だし、探偵も警察も登場しないので
ミステリ読みの人には多少物足りないかも。

アメリカ最後の実験/宮内 悠介 (著)

同じ著者で『彼女がエスパーだったころ』も途中まで読んで
積読状態。どちらも「ちょっとSF」なのですが、どうもこの
理系な雰囲気のミステリは苦手で、だから森博嗣も読まず嫌い。

その他、面白そうだけど、まだ読んでないもの。

『罪の声』塩田武士
グリモリ事件を扱ったノンフ的なフィクション。売れてますね。

『ミッドナイト・ジャーナル』本城雅人
新聞記者が主人公の社会派サスペンス。

『黒面の狐』三津田信三
土着ホラーミステリ。刀城言耶シリーズではないみたい。

『失われた過去と未来の犯罪』小林泰三
全人類が記憶障害に陥り、長期記憶を外部装置に頼るようになった世界、
という、ほぼSFみたいですが、設定が面白そう。

********

こんばんは、家政夫のミタゾノです(このシリーズ、気に入っております)。
では、今回の家事情報をおさらいしましょう。

まずひとつめ。
カーペットに食べ物を落としてしまった場合、シミにならないよう
すぐに拾って食べましょう。3秒以内ならセーフです。
これを3秒ルールと言います。

2つめは・・・
小さい子供が、大事な家具などに落書きをしてしまった場合、
2度とペンを持てないようにしてやりましょう。
因果応報、ということを教えることが肝要です。

3つめ。
こんなこと書いてる時間があったら読書をしましょう。

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