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2017年1月19日 (木)

『コンテクスト・オブ・ザ・デッド』

コンテクスト・オブ・ザ・デッド
羽田圭介著 講談社2016/11刊 お勧め度:★★★★☆

賞をとった後も作品を発表していた作家Kも、どんどん発行部数が
下がり続け、原稿依頼も殆どなくなってしまった。
珍しく編集者と打ち合わせ中に、Kらはゾンビを目撃する。
ゾンビは徐々に世界中で発生しており、噛まれるとゾンビ化するため
増殖中だった・・・。
Kの他、作品の発表よりTV出演ばかりしている美人作家、
作家志望の男、生活保護者とゾンビ対策の仕事をするケースワーカーなど
増殖するゾンビのいる社会で、彼らは生き抜くことができるのか?

「作家K」だけ、なぜかイニシャルの登場人物で、著者自身をなぞらえて
いるのでしょうか。
文壇の中にも社会にも、もはや死に体同然の人=ゾンビがはびこり、
そこに本物のゾンビもまぎれこんできます。
小説内では、噛まれても即ゾンビになるのではなく、顔が青くなった後も
しばらくは、「俺もこの間ゾンビに噛まれちゃってさ」と言いつつ
仕事をしているのが、何だかおかしいです。
交際費の名目で金を使いまくる編集者や、はびこる中古本屋などを
皮肉な目線で描写するあたりが、TVで見る現実の著者のひねくれた
感じがそのまま出ていて面白いです。
Photo


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この土日は、私の住む名古屋シティーにも雪が降りました。
まだ積もってはいなかった土曜に、今池にある焼きとり屋「秋吉」に
ヨメさんと2人で行きました。
こんな雪の日に客は来るまいと思いつつ、5時すぎくらいに入店。
焼き場のまん前のカウンターに案内されました。
50本ほどの串が、燃え盛る火の上に並べられており、LIVE感が
すごく、テンション上がります。

この店の支店は一度福井に出張したおりに、この店を知っている同僚から
連れて行ってもらった店です。その際は着席するなり、その同僚が
「純けい50本」と突然オーダーし、困惑する我々に対し
「この純けいという焼き鳥は、うますぎて止まらなくなって、50本など
あっという間だから」という、焼きとり伝説が生まれた店なのです。

そのときは2軒目の店だったので、うますぎて止まらない・・・という
ほどではなかったのですが、たしかに「純けい」は歯ごたえのある
おいしい焼き鳥でした。

さっそく純けいを中心に3皿ほどオーダー。ここは1皿5本という
本数指定のオーダーになっているのですが、どれもおいしいので安心して
食べられました。純けいも2回オーダー。
難点はお酒の種類が少ないのと、ビールがスーパーDなことでしょうか。
6時を過ぎると、雪にもかかわらず満席に。さすが「焼き鳥の名門」を
名乗るだけあり、名古屋でも人気店のようです。

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