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2018年4月13日 (金)

『そしてミランダを殺す』

そしてミランダを殺す
ピーター・スワンソン著 創元推理文庫2018/02刊 
お勧め度:★★★★★

空港のバーで離陸までの時間をつぶしていたテッドは、
見知らぬ美女リリーに出会う。
彼は酔った勢いで、妻のミランダの浮気を知ったことを話し
「妻を殺したい」と言ってしまう。リリーはミランダは
殺されて当然だと断言し、協力を申し出るが・・・。
(Webより転載)

これは事前に書評で絶賛されていたので購入。
本の半分くらいのところで、想像もしない展開になり、
「おっと、そうきましたか!」と孤独のグルメの松重豊ふうに
つぶやきながら読みました。

賞ごとに語り手が変わる構成も面白いし、登場人物のそれぞれが
隠し事をしながら思惑を語るので、誰が誰に嵌められるのか
あるいは出し抜くのか、といったあたりがサスペンスを
盛り上げますね。

外文は読みづらいイメージがありますが、これはスイスイと
読めました。元の文も訳もいいんでしょうね。
0413


***********

本屋大賞2018、発表になりましたね。
1~3位は、予想通りって感じでした。
かがみの孤城』は辻村深月だし、引きこもりの少女が鏡の
向こうのお城に行く・・・なんてちょっとおじさんには
ハードルが高いですね。

盤上の向日葵』は大傑作で、私もイチオシです。
将棋ブームだし、ドラマ化してもいけそうですよ!

屍人荘の殺人』はミステリとしては力作ですが、
年末のミステリベスト10を総舐めにしたので、
別に本屋大賞で1位にしなくてもいいでしょうね。

むしろ話題は『カラヴァル 深紅色の少女』が翻訳小説部門の
第1位になったことで、今まで1000冊も売れてない本が
選出されたので意義深い、てな話ですね。
前回のように直木賞と本屋大賞W受賞なんかより、
こういう陽の目を見ない本にスポットライトが当たる
というのはいいですよね。吉岡里帆ちゃんも推薦よ!

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コメント

記事と関係なくてすみません!

サハラの薔薇、読みましたよ!
むちゃくちゃおもしろいじゃありませんか。
手に汗にぎる!大スペクタクル!

次は、海妖丸を読もうかと思ってます。

サハラの薔薇、傑作ですよね。
もっと夏~秋くらいに出せば、年末のベスト10ものに
間違いなくピックアップされるのに~。

ところで本の雑誌には5月号も私の投稿が載りましたよ。
もはや好評連載中?です。
あるいは投稿者不足で絶賛穴埋め中なのかも。
よし、12ヶ月連続掲載を目指そう!

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  • 三津田信三: 犯罪乱歩幻想 (★★★★★)
  • 逸木裕: 星空の16進数 (★★★★★)
  • 下村敦史: 黙過 (★★★★★)
  • 道尾秀介: スケルトンキー (★★★★★)
  • 宇佐美まこと: 熟れた月 (★★★★★)
  • 下村敦史: サハラの薔薇 (★★★★★)
  • 若竹七海: 錆びた滑車 (★★★★)
  • 三津田信三: 碆霊の如き祀るもの (★★★★)
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