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2019年12月

2019年12月31日 (火)

映画『カツベン!』

メリー大晦日!
ああ、今年の冬のボーナスはアレだったなあ。
ほんとにもうアレな令和元年。

映画『カツベン!』観ました。

小さい頃からこっそり活動写真の小屋にもぐりこんでは
活動弁士に憧れていた俊太郎。
弁士になったはいいが、実は町の人が活動小屋に行っている間に
空き巣をする泥棒一味の仲間になっていたのだった。
そこから金を持って逃亡した俊太郎は、とある活動小屋で
下働きで雇われることになるが・・・。

周防正行監督という以外は、予備知識なしに見に行きました。
基本、ゆるめのコメディでした。

ここに登場する弁士たちが口にする「説明」という単語が
気になりました。
「客はみんな俺の説明を聞きにきているんだ!」
みたいな台詞があります。弁士の説明に合わせて、映写技師が
フィルムの回転スピードを調整したりしているんですね。

もちろん弁士つきのサイレント映画なんて観たことはないんですが
サイレントって「説明」がないと、ストーリーが把握できない
ということなんでしょうか。
いや、わかるんだけど説明で盛り上がる部分があるという
ことかもしれません。
「お富は、その言葉を聞いて、よよと泣き崩れた~」
とかいう「説明」で涙ぐんだりしていたんでしょうかね、昔の人は。

この映画の中でも、やさぐれた弁士が
「説明を必要としない写真が出てくる」と、サイレント時代の
終わりを感じさせる台詞を言っていました。
そういう哀愁を感じさせる活動写真の世界の中で、
追って来た泥棒一味とのゆるめのアクション、
活動小屋どうしの争いなどがあって、ストーリーを盛り上げます。

ヒロインの黒島結菜、かわいいですな。
NHKの『アシガール』も観てました。

ああ、1本だけちゃんとサイレント映画を観たことあります。
ドイツのSF映画『メトロポリス』です。
この1927年の作品をジョルジオ・モロダーが音楽をつけたものが
1984年に公開されたんです。
C3-POみたいなロボットが出てくるんですよね。

ではよいお年を。

2019年12月25日 (水)

スターウォーズ フォースのインフレ STAR WARS -Inflation of the Force

メリー・クリスマス!
まだチキンもケーキ食べてません。今夜食べます。
朝食は雑煮だそうです。
正月とクリスマスがいっぺんにやってきた!

さて『スターウォーズ・スカイウォーカーの夜明け』
早速初日から見に行きました。
いよいよ最終作ということでいやがうえにも期待は高まります。

前作は敵からレジスタンスが追い掛け回される、その中で
頭に血の上りやすい若いのが、一人相撲をとるという
変なシナリオで、若干調子狂ってしまいました。

さてエピソード9はどうかというと、いろいろ文句はあるけど
まあ許そう(笑)。スターウォーズなんだから面白いに決まってます。

文句というのは、フォースって何だっけ?という話です。
フォースって、宇宙に満ちているエネルギー的なアレを
一部の素質のある人が修行によって自在に操れるようになる
超能力的なアレだと思っていました。

ただ前作もそのきらいがありましたが、もうなんていうか魔法?
前作ではルークが遠く離れた惑星に生霊を飛ばす、という
技を見せていました。
そんなこともできるのね、とそのときは思いましたが、
フォースのインフレはこのあたりから始まっていました。

(以下、ちょっとネタバレ含む)

今回は魔法に拍車がかかり、遠く離れた惑星にいる人の所持して
いるものを、手を伸ばしてさっと取ってしまうとか。
落ちているライトセーバーを引き寄せる、というのはOKとしても
それはいかんでしょう。
さらにケガしている生き物をハンドパワーで治してしまう
名づけて「グリーンマイル・フォース」。

フォースだけではなく兵器もインフレ化。
以前は惑星を破壊するためには、波動砲を備えたデススターの
建造が必要だったし、
新3部作でも惑星破壊には太陽1個分ののエネルギーを吸い尽くす
必要がありましたが、
今作は戦艦の砲撃だけで惑星が吹っ飛ぶという、お手軽な感じに。

映画が後半に行くに従い、魔法がどんどんひどくなるので、
ちょっと納得いかない気分にはなりました。
面白いけど(笑)。

わたし、ハリーポッターをはじめとして、ファンタジーがダメで
魔法とか伝説の剣とか、作者の設定次第で話がなんとでも書ける
ああいうのが、どうも許せなくて。
スターウォーズは基本、スペ・オペ(死語?)だと思って
観ていたのですが、どんどんファンタジー化してしまったのが残念。
まあ、主役の女の子がかわいいので全部許す!
(レイア姫は好みではなかった・・・)

2019年12月16日 (月)

メインテーマは殺人 感想

メインテーマは殺人
アンソニー・ホロヴィッツ著 創元推理文庫 お薦め度:★★★★★

児童文学、TV脚本などで人気作家のホロヴィッツ。
警察もののTVで監修として参加している元刑事のホーソーンから
事件捜査のノンフィクション作品を依頼される。
主人公はホーソーン自身だという。

事件は、葬儀社で葬儀の予約をした老婦人が、その当日殺される、
という奇妙な事件だった。
偏屈だがアタマの切れるホーソーンとともに、イヤイヤながらも
事件捜査を始めるホロヴィッツだったが・・・。
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著者=探偵というのはエラリー・クイーンを始め、日本では
有栖川有栖法月綸太郎がいますので、珍しくないような気が
しますが、ちょっとテイストが違うんですね。
有栖川にしても法月にしても、現実の作者と、読者は同一視して
読んでませんよね。
でもこの作品のホロヴィッツは、現実の作者がそのまま
事件に巻き込まれる体で書かれているところが面白いのです。

キレっきれのホーソーンに対し、ワトソンやヘイスティングス
同様、凡人として描かれるホロヴィッツ。
容疑者への聞き取りに、ちょっと口出ししただけで怒られたり
事件とホーソーンに振り回される様がユーモラスです。
本格推理ものなんですけど、このデコボコのコンビのやり取りが
何とも面白いです。
秘密主義で自身の私生活も明かさないホーソーンに、
苛立ちながらも惹かれていくところもいいですね。

このミステリーがすごい!2020海外部門」1位作品。
これはシリーズ化されて、次回作刊行予定の発表もありました。
楽しみです。

*********

先日、友人と4人でミニ忘年会だったのですが、その前に
カラオケに行きました。
どんどん最近の音楽に疎くなっているので、半分ふざけて
クリスマス・ソングばかり歌っていました。
ホワイト・クリスマス」が入っていたので、なんとなく
わかるだろう、くらいの感じで予約。
イントロが流れてくると同時に、私にビング・クロスビー
降りてきました。
♪I’m dreaming of a  White Xmas~♪

「まるでCDを聴いているかのようだ!」という絶賛の声のなか、
Joysoundの歌唱判定では、76点でした・・・。
最後まで音を外さず、歌いきって76点って、逆になかなか出すのは
難しいんですよね。「あ~これよく分からな~い」とか言って
うろ覚えで歌って途中でやめても、80点くらいあったりしますが
76点ってどういう判定。判定マシンに「なかの人」がいるなら
何がいかんの?って聞いてみたい。
4人全員の点数の中でも最低点でした。

その前には妻と二人でカラオケ行ったときに「ビートルズ対決」を
やりました。
ビートルズの人気ランキングの1位から順番に、同じ曲を二人で歌って
点数を競うのですが、ことごとく負けました。
とりたてて二人とも歌が上手いとは言えませんが、発音や節回しに
気を使いながら歌う私に対し、英語はカタカナ読みで「棒歌い」の
ヨメに全曲負けるとは、どういうことななんでしょうか!
中の人、そこのところ、どうなんですか!

2019年12月13日 (金)

『ターミネーター・ニューフェイト』と『ジェミニマン』

最近見た映画2本。
ターミネーターのほうは「T2」の正統的な続編、という扱いで
ストーリー的にも、T1・T2そのままで、アクションが異なる
という感じですね。

マシーン側にとって邪魔になる未来のキーマンを、過去に戻って
殺しに来るターミネーター。
それを防ぐためにやってくる人間さま(T1)。
あるいは見方のターミネーター(T2)。
今回はその間をとって、サイボーグねえちゃんです。
そしてシュワちゃんは、一応人間側の味方として登場します。

T2は液体金属人間でしたが、今回も液状化するんですけど
骨組みと「身」が分裂したりします。疑問なのは、そもそも
液体なのに骨組みがあるのが不思議です。骨はいらんのでは?
骨組みと分裂した「身」のほうと2体で襲ってくるのですが
「身」のほうは、骨組みが抜けたぶん、ふにゃふにゃなのか、
というとそうでもないし、そのぶん身長が低くなるとか
細ホソになるとかあってもよさそうですが、サイズは同じです。
そしてほとんど不死身です。不死身すぎます。

攻撃してくる、命からがら逃げる、また見つかって攻撃してくる
ストーリーは、まあそれが殆どです。アクションに次ぐアクション。
新味はないと言えばないですが、これぞターミネーターって感じ。

一方『ジェミニマン』もまた、アクションものです。
殺し屋のウィル・スミスが、若い頃の自分にそっくりの
殺し屋に狙われる、という話です。
この若い頃のスミス兄ちゃんが、CGだというんですね。

ウソなんじゃないでしょうか。単なるそっくりさんでしょう。
CGだと言われても、絶対に分かりません。不自然さは一切なし。
映像技術はここまで来たんかい、という凄みを感じますが、
案外話題にもなってないですね。

カー・アクションではなく、バイク・アクションのシーンが
あるのですが、これが凄い迫力です。
車と違って、バイクは生身がむき出しなので、本当に怖いです。

さて20日からスターウォーズのラストが公開です。
ああもう、本当に終わってしまうのね。

2019年12月 7日 (土)

このミステリーがすごい2020年度版 予想

けんじさんのブログ「朴念仁と居候」で

「このミス」のベスト10予想を投稿するコーナーがあります。

そこでほぼ毎年、私も「かめのて」名義で投稿しています。

(ちなみに11/24で投稿は締め切られています)

いつも半分程度しか当たらないのですけど、楽しいですね。

今回、私が投稿したベスト10は以下です。

★ エントリーNo.8 「かめのて」さんのベスト10予想

  > 相沢沙呼 / medium
  > 青柳碧人 / むかしむかしあるところに、死体がありました。
  > 伊吹亜門 / 刀と傘
  > 今村昌弘 / 魔眼の匣の殺人
  > 奥田英朗 / 罪の轍
  > 月村了衛 / 欺す衆生
  > 貫井徳郎 / 罪と祈り
  > 道尾秀介 / いけない
  > 宮部みゆき / 昨日がなければ明日もない
  > 横山秀夫 / ノースライト

以下、その解説です。

1位予想『medium』これぞネタバレ厳禁の面白ミステリで、わたし的には1位。

2位予想『魔眼の匣の殺人』前作に続き、1位を狙えるアイデア作品。
3位予想『ノースライト』横山秀夫御大の久々の長編。文春は1位だったのは予想通り。文春は固いからね。

『罪の轍』ノンフィクションを読むような、リアリティがすごい、重厚な傑作。

『刀と傘』時代小説にして本格、という連作集。歴史が影を落とすストーリーもグッド。

『いけない』1編ごとに最後に絵のページがあるという仕掛け本。

       絵で腑に落ちる(あるいは更にもやもやする)。

『むかしむかしあるところに、死体がありました』バカなタイトルと表紙のイラストに対し

      意外とちゃんとしたミステリになっているので、そのギャップがウケました。

以上、7作は確実に入りそうな気がします。

『罪と祈り』これもよかったのですが『罪の轍』のせいで印象が薄れた感もあります。

『昨日がなければ明日もない』人気の杉村三郎シリーズ。

『欺す衆生』これだけ読んでませんけど、山田風太郎賞なので入れてみました。

今年はいい作品が揃ったので、選者の方もどれを推すか迷ったかもしれませんね。

 

 

 

 

 

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