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2020年1月

2020年1月31日 (金)

『パラサイト 半地下の家族』感想

パラサイト 半地下の家族

貧乏なギテク一家は、半地下の住宅で生活している。
明かり取りの狭い窓から、今日も千鳥足の酔っ払いが見える。
トイレは、水圧の関係で部屋の一番高い位置にあり、
ドアも無くて便器がむき出しだ。
内職仕事で日銭を稼ぐ毎日だったが、ある日
万年浪人生の息子に、友人から家庭教師の口を紹介してもらえた。
息子は大学生になりすまし、IT社長の娘の家庭教師として
山の手の大豪邸に通うことになる。

息子はお嬢様育ちのIT社長夫人に取り入り、自分の家族を
家庭教師や使用人として送り込むことに成功するが・・・。

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いわば詐欺師一家の話なんですが、話はとんでもない方向へ
転がっていきます。
詐欺師一家が、社長一家が出かけている間に、豪邸で
パーティーをするくだりがあるのですが、
「はは~ん、そこに社長一家が急に戻ってきて大パニック!
みたいな展開だな・・・」と、見ている人は思うわけです。
ですが、そんな誰でも考えそうな話では、カンヌ最高賞は
獲れませんね。
とにかく面白いので、ぜひ劇場でご覧下さい。

監督は『グエムル漢江の怪物』『殺人の追憶』などの
ポン・ジュノ。主演はソン・ガンホ。

2020年1月24日 (金)

古くてあたらしい仕事

古くてあたらしい仕事
島田潤一郎著 新潮社2019/11刊 お薦め度:★★★★★

やっとこの本を買えました。買うなら名古屋の「七五書店」でと
決めていたからです。その書店で著者のトークイベントも
開かれたのですが、当日は仕事でどうしても行けませんでした。
やっと名古屋に出る機会があったので、寄り道して七五書店さんで
本をゲットできました(たくさんありました)。

まあ、古本でもない限り、本はどこで買っても同じ値段なわけで
「この本屋で買いたい」は、本来変な発想です。
アマゾンで買ってもいい。すると自宅まで届いたりするらしい。
ドローンで飛んで来たりもするかも。
でもわざわざ電車賃払って行く本屋があってもいい。
家でもコーヒーを淹れられるけど、喫茶店に行く的な。

本書は一人で出版社を企業・経営されている夏葉社の社長さんが
書かれた本です。
本の内容の方はというと、エッセイの形をしていますが
「仕事とは何か」「僕はこんなふうに自分の仕事を捉えている」
という感じの、仕事論でもあります。
その仕事論がどうして出来上がっていったかという、
哀しいエピソードも含んだ著者のヒストリーがあります。

しみじみと読みたい本ですね。
読み終わったら、なじみの本屋に行ってまた本を買いましょう。
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******

STAR WARS スカイウォーカーの夜明け
2回目を観ました。前回吹き替えだったので、今回は字幕版を
観たかったのですが、時間の都合でまた吹き替え。

パサーナという惑星でスピーダー・バイクのチェイスシーンがあり
ここがなかなかカッコいいんですよね。
トルーパーも活躍するんですけど、どうもこの続3部作は
トルーパーの死に様が生なましいですな。

カイロ・レンの乗るレン専用タイ・ファイターもカッコいいので、
うちにも1機欲しいです。

敵のアジトの星、エクセゴルに行く手がかりを発見するくだりは、
これが偶然すぎるというか、よくもカンタンに見つけましたねって
感じです。

2回目も思ったのですが、レイがエクセゴルにやって来てからの、
ラストに至るまでがどうも好きになれません。
マンガチックというのかねえ。

映画館内のがちゃがちゃで「BB-8がちゃがちゃ」をやって帰りました。
そしたら悪者さんの黒いBB-8(BB-9E)が当たってしまいました。
かわいくない~。
作品に文句を言ったのでバチが当たりました・・・。

2020年1月18日 (土)

クサリヘビ殺人事件 感想

クサリヘビ殺人事件 蛇のしっぽがつかめない
越尾 圭著 宝島文庫2019/07刊 お薦め度:★★★★☆

動物診療所を営む獣医・遠野太一の幼なじみで
ペットショップを経営する小塚恭平が、 自宅マンションで
ラッセルクサリヘビに噛まれて死んだ。
ワシントン条約で取引が規制されている毒蛇が、なぜこんな場に?
恭平から電話を受けて現場に駆けつけた太一は、
恭平の妹で今は東京税関で働いている利香とともに、
その謎を解き明かそうとするが、周囲に不穏な出来事が忍び寄り……。
最後にまさかの展開が待ち受ける! 
(WEBより転載)

「これがデビュー作とは思えない」が帯のコピーですが
確かに非常に文章がこなれていて、読みやすいです。

ちまちました密室トリックとかアリバイ崩しではなく
スケールの大きい作品になっています。
犯人探しのミステリーでもありますし、また主人公たちに迫る
犯罪組織の影が、サスペンス感を高めています。

最後にまさかの展開、と紹介文にもあるのですが
この展開が「このミス大賞」の選考委員に「リアリティの欠如」
と評価されたせいか、大賞は逃したようです。
ですが、改稿されてめでたく「隠し玉」として出版されました。

確かに最後はぶっとんだ展開ではあるのですが、エンタメ小説
ですから、これはこれで面白いし、話としては見せ場になっていて
充分アリじゃないかと思います。

今回は輸入(希少)動物がテーマでしたが、今後も面白いテーマで
新たな作品を期待したいですね。
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*****

アニメ『映像研には手を出すな』(NHK)面白いですね。
アニメは詳しくないので知らないのですが、制作スタッフの
センスがいいのでしょう。

主役3人が珍妙なダンスをするオープニング動画も楽しいです。
浅草みどり役に女優の伊藤沙莉さんが声をあてていますが
これもまたいいです。私はどうもアニメアニメした声優独特の
声の出し方(特に女性)が苦手ですが、伊藤さんのちょっと
ハスキーな声が、なかなかしっくりきます。
原作マンガも買ってみようかな。

2020年1月15日 (水)

りくろーおじさんのチーズケーキ

所用があって妻と2人で大阪に行ってきました。
妻がTVで見たという「りくろーおじさんのチーズケーキ」を食べたい
ということで難波のお店に寄りました。

正午過ぎでしたが、持ち帰り用の売場の前には、平日でもやはり行列。
1Fにもイートインがありますが、2Fはカフェになっていて
焼きたての熱々が食べられます。
せっかくなので、カフェのほうに入りました。
妻と半分こすることにしてホール1個とコーヒー2つを注文。
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ホカホカで湯気のたったチーズケーキは、一見して「でかっ」と
思いました。直径18センチくらいで厚みも結構あります。
切った感じはシフォンケーキよりもふわふわです。
食感はケーキというより、ババロアのような感じです。
チーズケーキというと「ねっとり」して濃ゆい感じのものを想像しますが
これはホールを一人でも食べられるくらい軽くて、ベタな表現ですが
「口の中で溶けるよう」です。逆にチーズ感は強くありません。

滝沢カレンさんなら「もはや何も食べてみたいです」とか
「チーズはどこに行ったんでしょうか」とか言いそうです。

とにかくチーズケーキとしては、初めての味と食感でした。
コーヒーにも力を入れていらっしゃるそうで、確かに美味しかったです。
2人で2000円ちょいでしたが、これをランチ代わりにしました。
お持ち帰りのほうが割安なのですが、熱々を店内で食べた値打ちは
ありましたね。また食べたいっす!

2020年1月 4日 (土)

今村夏子『星の子』

星の子
今村夏子 朝日文庫2019/12刊 お薦め度:★★★★★

中学生のちひろとその両親の物語。
ちひろは幼い頃病気がちで、ある宗教の信徒から勧められた
「水」がきっかけで快方に向かう。その効果を目にした両親は
たちまちその宗教にのめりこんでいく。

他人から見れば奇妙な行動、奇妙な家庭生活の中で
中学生のちひろは普通に学校に通いながら、宗教の集会にも
参加しているのだが・・・。
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今村夏子さんは初めて読みました。芥川賞とるくらいだし
相当小難しい話かと思いましたが、全然さにあらず。
本書は特に中学生の少女の目線で描かれているので、
むしろ平易な文体で読みやすいです。

宗教の集会で集まった会場でエンディングを向かえますが
きっちりとしたオチが書かれているわけではありません。
読みようによっては希望とも不穏ともとれる終わり方だったので
読み終わって「え~っ!」となりました。

文庫版では巻末に小川洋子さんと著者との対談があります。
対談を読むと、この作品ができるまでに、著者が見聞きした
ことが、いろいろ散りばめられてできているんだなあ、
小説を書くってのは面白い作業だなあ、と思いました。

芦田愛菜ちゃん主演で映画化されるそうです。
あのエンディングを映画はどう表現しているのか興味が
ありますね。

2020年1月 1日 (水)

あけましておめでとうございます。

メリー元旦!

昨年も書いたように思いますが、今年こそSNS系については
こまめな更新をしよう!と誓ったり誓わなかったりします。
とくに冬場は火の気のないところにPCがあるので
なんか億劫になるし、スマホでちまちま文字を打つのも苦手で。

2020年は災害が無いといいなあ。
それだけはお天とう様にお願いしたいところです。

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