« 2020年5月 | トップページ | 2020年7月 »

2020年6月

2020年6月 7日 (日)

サーチライトと誘蛾灯・・・と魚の目

『サーチライトと誘蛾灯』
櫻田智也著 創元推理文庫2020/04刊 お薦め度:★★★★★

定年退職した男がボランティアで夜の公園を見回り中のこと。
テントを張って住み着こうとしているホームレスを発見。
と思いきや、カブトムシ採集に来ていた昆虫オタク青年だった。

見回りを終えたおじさんが、翌日ニュースで知ったのは
当の公園で死体が発見されたという事件だった。
事件は昆虫オタクのエリサワ青年によって解き明かされていく
・・・という表題作など、エリサワ君の謎解きが楽しめる
5編を収録したシリーズ短編集。
0603

あまり期待せず読み始めましたが、5編とも
「よくできた短編推理のお手本」ともいうべき作品群で、
非常に楽しめました。

エリサワ青年は探偵気取りではなく、たまたま観察力と
推理力にすぐれ、事件の裏側を読み取ってしまいます。
当人のキャラクターも語り口もユーモラスで、
1回きりの登場人物たちのキャラクターも掘り下げられていて
ドラマ性を感じます。
数が出揃えば、TVドラマにでもなりそう。

**********

昨年の夏頃から魚の目になり、秋ごろから皮膚科に通いました。
液体窒素でジューッってやる治療法なんですが、
最初はそんなに痛い治療ではなかったものの
穴を掘るほどに激痛になってきました。
しかもなかなか終わらない。

「まだですか」「あと何回くらい通いますか?」と聞いても
「良くなってますよ」「何回とか言えないですね」
「まだ芯が残ってます」というばかりで「では1週間後に」。

そしていよいよ「今日で最後にしましょう。もう大丈夫かと
思います」となり「やった!」と喜んだのが春ごろ。
しかし今も足は痛いまま。
そのうえ、痛いのを我慢して足を引きずっていたら
他の指に負担がかかったのか、魚の目が他の指にも・・・。

このヤブ医者!ここで名前、明かしたろか!
明かしても、めったに誰も読んでないブログだから、
なんの影響力もないけどな!(泣)

「レーザーメス治療」をやっているという別の病院にいきました。
そしたら「これは魚の目ではなくイボです。レーザーメスを
やってもいいですが、やると2、3日歩けませんよ。
連休とってから来てください」

治療方針としては
「漢方薬の飲み薬を処方します。イボも小さくなって痛みもとれます」
・・・なに?その治療法。塗り薬ではなく、内服薬?
しかも漢方って。ハトムギの成分であるヨクイニンという錠剤を
1ヶ月ぶん処方されました。

治るといいなあ。もう靴が苦痛。
#Kutoo運動、遅ればせながら参加します。

2020年6月 3日 (水)

レンタルなんもしない人のなんもしなかった話

『レンタルなんもしない人のなんもしなかった話』
晶文社2019/04刊 お薦め度:★★★★☆

「ごく簡単な受け答え以外、できかねます」
twitter発驚きのサービスの日々。 
本当になんもしてないのに、次々に起こるちょっと不思議で
こころ温まるエピソードの数々。 
行列に並ぶ、ただ話を聞く、絵画のモデルになる、
一人カラオケに付き合う、掃除をしているのを見ているetc
「なんもしない」というサービスが生み出す「なにか」とは
(Webより抜粋)
0518_20200603184001

TVドラマ版も見ていますが、本もなかなか面白いです。
ドラマ化される前からちょっと気になっていた本なので
読んでみました。

驚くべきは「なんもしない」だけあって、交通費と飲食代
以外はとらない、という無料サービスという点ですね。
一食浮く、くらいの効果しかないわけで、奥さん子供を
養うことは不可能なわけです。
こうして本にもなり、ドラマ化もされたり、メディアに
とりあげられて初めて収入に繋がったわけですが、
すごいですね。

その後「ザ・ノンフィクション」に出演したところ
「奥さん子供を食わしていけるのか」といった批判が
殺到したらしく、それを機に依頼1回1万円にしたそうです。
それでも依頼はちょうどいい量で安定的に来ているとか。
なんにせよ、商売として成立して貯金を崩しての生活で
なくなったのは、結構なことじゃないでしょうか。
石の上にも3年というか、継続は力なり、というか
このサービスを続けているのは立派。
フォロワーは27万人以上とか。

同じように「レンタルおじさん」をテーマにした
『コタキ兄弟と四苦八苦』というドラマも見ていましたが
こちらはたしかレンタル料千円(笑)。

「しょぼい喫茶店」の「えもいてんちょう」みたいな人とか
このレンタルさんのような人に、なぜか惹かれてしまいます。
世の中の理屈とは違う世界で、アウトサイダー的に
生きている人に。そしてネット時代だからありえるという
ところにも面白さを感じます。
でもYoutuberには興味を感じません、というかなんとなく
反感すら覚えます。何でだろう?

« 2020年5月 | トップページ | 2020年7月 »