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2020年6月 3日 (水)

レンタルなんもしない人のなんもしなかった話

『レンタルなんもしない人のなんもしなかった話』
晶文社2019/04刊 お薦め度:★★★★☆

「ごく簡単な受け答え以外、できかねます」
twitter発驚きのサービスの日々。 
本当になんもしてないのに、次々に起こるちょっと不思議で
こころ温まるエピソードの数々。 
行列に並ぶ、ただ話を聞く、絵画のモデルになる、
一人カラオケに付き合う、掃除をしているのを見ているetc
「なんもしない」というサービスが生み出す「なにか」とは
(Webより抜粋)
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TVドラマ版も見ていますが、本もなかなか面白いです。
ドラマ化される前からちょっと気になっていた本なので
読んでみました。

驚くべきは「なんもしない」だけあって、交通費と飲食代
以外はとらない、という無料サービスという点ですね。
一食浮く、くらいの効果しかないわけで、奥さん子供を
養うことは不可能なわけです。
こうして本にもなり、ドラマ化もされたり、メディアに
とりあげられて初めて収入に繋がったわけですが、
すごいですね。

その後「ザ・ノンフィクション」に出演したところ
「奥さん子供を食わしていけるのか」といった批判が
殺到したらしく、それを機に依頼1回1万円にしたそうです。
それでも依頼はちょうどいい量で安定的に来ているとか。
なんにせよ、商売として成立して貯金を崩しての生活で
なくなったのは、結構なことじゃないでしょうか。
石の上にも3年というか、継続は力なり、というか
このサービスを続けているのは立派。
フォロワーは27万人以上とか。

同じように「レンタルおじさん」をテーマにした
『コタキ兄弟と四苦八苦』というドラマも見ていましたが
こちらはたしかレンタル料千円(笑)。

「しょぼい喫茶店」の「えもいてんちょう」みたいな人とか
このレンタルさんのような人に、なぜか惹かれてしまいます。
世の中の理屈とは違う世界で、アウトサイダー的に
生きている人に。そしてネット時代だからありえるという
ところにも面白さを感じます。
でもYoutuberには興味を感じません、というかなんとなく
反感すら覚えます。何でだろう?

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