書籍・雑誌

2019年2月16日 (土)

『定年前 50歳から始める「定活」』

『定年前 50歳から始める「定活」』
大江英樹著 朝日新書2019/01刊

50代前半ですが何か?
あ~早く来ないかな定年。
「定年にならないで!毎日家に居ないで!」と今の段階で
妻に言われています。
まず作務衣を買って蕎麦打ちの道具を揃え、盆栽を買ってきて
カラオケ教室に通い・・・そんな定年はイヤだ!

著者は世間が煽っている「老後は1億円いるから投資や運用で
金を作れ!」というようなことには否定的です。
退職金で奥様へのご褒美と称して世界一周クルーズはNGだし
「奥様と同じ趣味を持とう」とか「地域の人と交流しよう」とか
いうような、ありがちなテーゼにも反対です。

老後は会社とは縁を切って、別の仕事や起業で収入を確保しよう、
そのためには社外の人脈作りのほうが今は大切、と説きます。

読み終わって、ではさて今から何ができるかな、というと
それは分からないですが、文章を書くのは好きなので
何かそういうことでお金に変える方法はないのかな~と
ぼんやり考えたりはしています。

ビデオ編集も好きなので、ユーチューバーという手もあります。
私が定年になるとき、ユーチューバーなるものが存在しているか
それはわかりませんけどね(笑)。

私がたまに接触する老人たちは「どうしてここまで世間の感覚から
ずれてしまったのだろう?」と思わせることが多い。
自分の価値判断や感覚からしかモノが言えなくなっており
「いや、今の世の中、これがフツーだから」
「それ100人に聞いてみてよ、みんなノーって言うから」
ということが多い。
しかしそれは明日の自分かもしれないので、老人のフリみて
我がフリ直せと、今は自分の戒めとしておこう。

2019年2月 7日 (木)

『カササギ殺人事件』

カササギ殺人事件』上・下巻
アンソニー・ホロヴィッツ

名探偵アティカス・ピュントが活躍するミステリーの最新作
・・・という作中作。

1950年代のイギリスの田舎町。
貴族の末裔の住むお屋敷で家政婦が階段から落ちて死ぬが、
これは果たして事故死だったのか、殺人だったのか。
名探偵アティカス・ピュントのもとに調査依頼が来たものの
彼は余命いくばくもない身で、一旦は調査を断る。
しかし同じ屋敷で更に事件が起こり、探偵は立ち上がるのだが・・・。

冒頭にこれがベストセラー小説シリーズの最新作だという紹介があり、
読者は作中作の小説をまず読むことになります。
そして上巻の最後の1行に「え?」となります。
急いで下巻に向かうと、さらに「ええ?」となります。
そんな本です(笑)。

外文の上下巻本はなかなか読み進めなかったのですが、後半は
スピードが上がり楽しめました。
2018年のミステリー・ベスト10海外部門の1位を総なめにした
本作は読んで損はありません。
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**********

とうとう漢方薬に手を出してしまいました。
「尿意切迫」の症状がまずますひどくなり、毎日ちびりそうになる
瞬間があって、本当に怖い。
かといって病院に行くのも何だかイヤだし「トシですよ」と言われて
おしまいじゃないのか?
新聞広告によく出ている「ノコギリヤシ」はどうなのか?とか
考えるのですが、通販はどうも騙されている気がするので信じがたい。

漢方薬屋さんが近くにあったので、そこで症状を説明して
調合してもらうことに。
2週間分で6,000円。1月で12,000円・・・保険も効かないし
やっぱり高いですね、漢方は。即効性もないだろうから、しばらく
12,000円の投資を続けるしかないです。
食前に飲む薬なので、毎朝5時に起きてまず薬を飲み、6時に朝食。
無駄に早起きしないといけないので、これはこれで健康的?

2019年1月25日 (金)

「かたづけ思考」こそ最強の問題解決

「かたづけ思考」こそ最強の問題解決
小松 易著 PHP研究所2018/11刊 お薦め度:★★★★★

著者は「スッキリ・ラボ」なるコンサルタント会社の代表
にして「かたづけ士」。
1日15分のかたづけで、いろいろ改善できてパフォーマンスUP!
みたいな。

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こういうハウトゥ本は好きじゃないんですよ。ぱらぱらっとページを
めくると字はでかい、行間は空いてる、図表が多い。
でもなんか気になったので買ってみましたが、存外良い本でした。
付箋ぺたぺた、赤線も引く。

片付かないんですよ、会社のデスク周りも、共有スペースも!
去年、女性社員が部下についたので、これでいろいろキレイになるかと
思ったら、こいつも全然かたづけねえ!
散らかした状態で昼休憩行くんじゃねえ!

そんなわけで、2019年はかたづけ元年。平成あらため片付。
まず書類がミルフィーユの机上トレーから。
うっ、この書類はまずい、期限的に・・・。あわてて処理。
これは・・・多分もはや、アレだ。捨てよう。
これは見なかったことにしよう。これは過去の遺物だ。捨てよう。
昨日までの僕、さよなら。

トレーが空になった。というか90%は中身を捨てました。
トレーがいくつかあり、それらも処理。壁に貼った大量のメモも処理。
片付けた証拠に、ビフォー&アフターの写真も撮影。

著者はかたづけは1日15分で、長時間やって迷宮に入るより、
地道に毎日15分がよいと言う。確かに根詰めてやって掃除まで
始めてしまって、その後リバウンドでどんどんゴミが溜まるという
ことはありますね。私の場合、30分くらい前には出社しているので
そこで15分程度のかたづけをして勤務、という流れで行こうと。
1日15分だと目に見えてスッキリ、というわけには行きませんが
長期戦で着実にかたづけていこうと思います。

みなさんの会社やご自宅は、かたづいていますか?

2018年12月 3日 (月)

『このミステリーがすごい2019』予想

毎年出る「このミス」は、ミステリ読みの楽しみのひとつ。
私などは、これに向けて読んでいるところもあり、ベスト10に
入っているのに読み逃していた!と思うとちょっと悔しい
感じがしてしまいます。

けんじさんという方が運営する「このミス」のベスト10を
予想するサイト「朴念仁と居候」というのがありまして、たまに
私も予想を載せたりしています。今年は私もエントリーしました。

さて私の選んだベスト10は以下で、もちろん下馬評から外れては
いますが、一応紹介しておきます。

1位、東野圭吾 / 沈黙のパレード

久々のガリレオ先生シリーズでもあり『容疑者Xの献身』に
近いテイストもあり、安定の面白さに満遍なく票を集めて1位。

2位、原りょう / それまでの明日

14年ぶりの沢崎シリーズの新刊ということで、若い読み手は
誰それ?って感じでしょうけど、注目度は抜群でとりあえず2位。

3位、有栖川有栖 / インド倶楽部の謎

安定の火村シリーズ。3位までシリーズばっか。
でもファンが投票するからね。今回はちょっとスピリチュアルと
いうかオカルトじみたところが事件に加わりつつも、ロジカルに
解決した点が評価されるのでは?
でも、私はそんなに実はアリスは好きでもないんですけどね。
無駄な描写が多いような気がしてちょっと。

4位、芦沢央 / 火のないところに煙は

怖い怖いと評判だった本作。連作短編ですが、作者が登場する
実録小説ふうなところが面白いですね。
実は、普段の芦沢作品のほうが面白いと思うんですけどね。

5位、市川憂人 / グラスバードは還らない

反則技?のミステリながら、アイデアの面白さに1票。

6位、三津田信三 / 犯罪乱歩幻想

本来なら『碆霊の如き祀るもの』とするところですが、どうも私は
「碆霊」がしっくりこず、こっちを選択。
でもたぶん「碆霊」が当選で、こっちは落選でしょうね。
乱歩へのトリビュートということで、ひねくれ者はこっちに1票。

7位、宇佐美まこと / 骨を弔う

小学生の頃、埋めた人体標本は、本物の人骨だったのでは?
ということで過去の足跡を追うミステリ。
宇佐美まことさんは『熟れた月』も面白かったし、もっと
ブレイクして欲しくて1票。名古屋の三省堂さんは仕掛けてましたね。
でもたぶんランク外かな。

8位、下村敦史 / 黙過

本当は『サハラの薔薇』のほうが面白かったのですが、こちらの
方が最近出たのと、ミステリ色が濃いので1票。
10位以内は無理でも20位以内には入るのでは?

9位、白井智之 / 少女を殺す100の方法

読んでませんけど、大学のミステリ研の人とか、こういうの
好きでしょ?エログロとロジカルなミステリが融合した変な
テイストにファンが多いみたいです。

10位、道尾秀介 / スケルトン・キー

道尾秀介さんは文学性が増してきて「このミス」にはマッチしなく
なってきたのですが、これはエンタメ性が強めで面白かったです。
でもこれもランクインは難しそうかなあ。

ほかに読んだものでは『錆びた滑車』(若竹七海著)とかは
毎回ランクインする葉村シリーズなので、ベスト10入りでしょうか。

昨年の『屍人荘の殺人』のように、本命がはっきり分かるような
作品がない年だったと思います。それだけに、普通予想しないような
変な作品が1位になる年もあるので、予断は許せません。
ただ早川書房の「ミステリーが読みたい」の1位が原りょうさんの
『それまでの明日』だったので、このまま順当に1位かも知れません。
真藤順丈さんの『宝島』も評判で、ランクインしそうですが
私はこの作家さんはちょっと苦手で読んでません。

『グラスバードは還らない』

グラスバードは還らない
市川憂人著 東京創元社2018/09刊 お薦め度:★★★★☆

ガラス製造社の研究員セシリアは、新規の事業取引先として、
不動産王ヒューに関わることになる。
ヒューは高層ビル最上階の邸宅にて、秘蔵の鳥「硝子鳥」など
希少動物を多く飼っていると噂されていた。
ある晩、セシリアは同僚たち三人と拉致され、目覚めると
外が見えない特殊なガラス張りの迷宮に閉じ込められたことに気づく。
「お前たちの罪を知っている」というヒューの言葉に怯える中、
突然ガラスが透明になり、研究員の一人が殺されたことが判明する。
傍には、どこからか紛れ込んだ「硝子鳥」が鳴き声を響かせていた……。
隠れる場所がないガラス張りの迷宮で、犯人はどこへ消えたのか? 
(WEBより転載)
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ジェリーフィッシュは凍らない』のマリア&蓮シリーズの第三弾です。
2作目は読んでませんけど。
壁だと思っていた迷路状の密室が、突如ガラス張りになったりする
特殊なガラスでできた部屋で、犯人はどこに消えたのか、それとも
潜んでいるのか、というサスペンスの中で起こる殺人事件。
かなり手の込んだ仕掛けの「館もの」で、エンタテイメントとしては
なかなか面白いですね。

しかしミステリとして評価した場合は、ややアンフェアというか
ノックスの十戒(笑)に抵触しちゃっているというか・・・。
殺される者の人格も異常なら、殺そうとする者の心理も納得しがたい
ものなので、そういう細かいことに拘らなければ、じゅうぶん楽しめる
内容になっています。

第1作に登場したジェリーフィッシュという気球のような飛行船のような
乗り物も今回も使われており、その世界観や、ガラスの密室というような
奇想はほかの著者にはない持ち味なので、今後も期待したい
作家さんではないでしょうか。

2018年11月 3日 (土)

『犯罪乱歩幻想』

犯罪乱歩幻想
三津田信三著 KADOKAWA2018/09刊 お薦め度:★★★★★

“退屈病”に冒された青年が、引っ越し先の部屋で感じた異変の数々。
──「屋根裏の同居者」
ある日突然届いたのは、猟奇を楽しむ、特別な倶楽部の招待状だった。
──「赤過ぎる部屋」
G坂に住むミステリ作家志望の“私”は、ある殺人現場に遭遇し……。
──「G坂の殺人事件」
精神分析研究所を訪ねた男が語った、夢遊病をめぐる学生時代の体験。
──「夢遊病者の手」
今は亡き祖父が、倒れる前に覗き込んだ鏡台。その中に見たものとは?
──「魔鏡と旅する男」
(WEBより転載)

乱歩の名短編を題材にしたミステリ5編が楽しめ、さらに
リング』と円谷プロの特撮へのトリビュート短編2編を収録。

同時期に出た刀城言耶シリーズ『碆霊の如き祀るもの』の長編より
こっちのほうが小粒でピリリと辛く楽しめました。
5編とも犯人が誰かというより、世界観がグラリとくる感覚が
「乱歩幻想」とタイトルされるだけあって、幻想的です。
「二度読み必至」と帯にあるのもダテではありません。

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新しくOPENした「ららぽーと名古屋アクルス」に行ってきました。
10時過ぎに電車で着いてみると、平日なのに結構なお客さんの入り。
店を覗きながら10時40分くらいに食堂街に行くと、開店前に
すでに行列がそこかしこに出来始めていました。

目星をつけていた「ロンフーダイニング」の列に並びました。
ここは麻婆豆腐と炒飯の専門店です。
麻婆と炒飯とスープのセットを注文。
麻婆豆腐は石焼になっていて、熱々で辛い!辛さ4段階のうち2段階
でしたが、結構舌先がしびれる感じ。でもうまい!
私は麻婆好きで、中華屋で昼飯というときはたいてい麻婆飯です。
ただその辺の中華屋のは「丸美屋の麻婆豆腐の素」とたいして
変わらないので、がっかりさせられます。ここのは専門店だけあって
本格の味。ミステリも麻婆も本格じゃないとね。
炒飯もチーズの入った変り種を食べましたが、うまかったです。

さて蔦屋書店も別館で入っているのですが、2F建てで本を中心に
カフェや雑貨、洋服、子供服、アウトドア用品店、眼鏡店などが
取り囲んでいる感じです。なるほどねって感じです(笑)。

その後、道を挟んで目の前にある「メガドンキ」に行きました。
メガドンキは総合スーパー(GMS)のユニーを改装して作った
ドンキホーテの業態です。店の一部がドンキふう、なのかと
思いきや、もう全体がドンキのイメージで、POPや陳列、
価格表記などで、随分変わるものなんですね。
なかなか楽しいお店でした。

2018年10月27日 (土)

『叙述トリック短編集』で読者に挑戦!

叙述トリック短編集
似鳥 鶏著 講談社2018/09刊 お薦め度:★★★★☆

全編叙述トリックだと最初から宣言している珍しい短編集。
普通、叙述トリックは文章そのものにカラクリがあって、
読んでいる間ずっと騙されていたということに、最後に気づく
というしかけのミステリ。
「なんだ、この人物は女かと思ったら実はオネエでしかも
アメリカ人で、さらに身長が2mもあって、死んだと思ったら
生きていて、双子の姉がいて、しかも記憶喪失だったのか!
全然気づかなかったよ!」となるのが、叙述ミステリ。
なので、文面に騙されまいと読者が構えると、見破られるかも
しれないため、通常伏せるところを、アカラサマにしたのが本作。

軽い感じのユーモア・ミステリなので、楽しく読めると思います。
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*********

ところで例の雑誌に投稿し続けて早や10ヶ月。
今回掲載していただいたのが、まさかの叙述トリックを使用
しております。日本一短い叙述トリック(笑)。
読み始めと読み終わりで、世界観が変わる驚異のトリック!
(そこまで言う)

でも投稿を続けていると、どんどんネタがなくなってきますね。
高橋源一郎氏曰く「もう何も書くことなんて無いのがプロの作家。
それでも締め切りまでには原稿ができている」
のだそうで、私もその境地に至るまでハガキ職人として
(WEB投稿だけど)精進したいと思います。

2018年9月23日 (日)

『アウトプット大全』

アウトプット大全
樺沢紫苑著 2018/08サンクチュアリ出版刊 お薦め度:★★★★☆

インプットよりアウトプットを重視せよ、という本。
3冊ただ読むより、1冊読んで1冊のアウトプットをするほうが
内容が記憶に定着し、身になりますよ、というようなことが
80項目にわたって書かれています。
内容は総花的なので、ふーんと読み飛ばすページが多いですが
そうだよねえ、そうしよう、と思う部分もあり。
ふせんをつけたのは

・朝イチでTODOリストを作る。これは成功のイメージトレーニングになる
・1冊のノートに何でも書いて、気づきをTODOリストにする
・朝のメールチェックは5分以内に。返信などは午後にまとめてやる
・暗記と問題集は3:7。問題を解いたほうが記憶に定着する
・やる気なくても、まず始めると「作業興奮」によりやる気が起こる
・30点の完成品を作って修正に時間を使って100点を目指す

この本の感想もまあ、そのアウトプットなわけで。

著者のブログを見ると、もっさりしたおじさんで、名前の
紫苑って感じにはほど遠いけど、ペンネームなのか本名なのか。
どの記事にもたいてい自撮りを載せていて、
おじさんの顔写真は見たくね~と思って、記事は読まず(笑)。

**********

昨日は「串カツ田中」に昼間から行きました。
東京には普通にあるんでしょうけど、有名チェーンなので
一度行ってみたかったんです。
名古屋駅周辺に3店舗あって、うち1店舗のちょっと駅から離れた店が
土日は昼間からやっているのでした。
店に向かいながら「結構歩くなあ。満席だったらどうしよう」
と思って、焦って入店したらお客ゼロでした(笑)。

ビールはプレモルなのに安いし、注ぎ方も及第点。
串カツはもちろん美味しくて、秘伝のソースはサラサラであっさり。
生キャベツはおかわり自由(突き出し料でペイ)。
安くて美味しいはウソではなかったですね。流行るのが分かります。
今ここにないのは、串カツ屋特有のワイワイ感です(笑)。
貸切状態で美味しくいただきました。

2018年8月27日 (月)

『星空の16進数』

星空の16進数
逸木 裕著 KADOKAWA2018/06刊 お薦め度:★★★★★

ウェブデザイナーとして働く17歳の藍葉は、
”混沌とした色彩の壁”の前に立つ夢をよく見る。
それは当時6歳だった自分が誘拐されたときに見た記憶。
あの色彩の壁は、いったい何だったのだろうか。
ある日、届け物を依頼されたという私立探偵・みどりが現れ、
「以前は、大変なご迷惑をおかけしました」というメッセージと
100万円を渡される。かつての誘拐事件しか心当たりのない藍葉は、
みどりに誘拐事件の犯人・朱里の捜索を依頼する。
当時、誘拐事件はわずか2時間で解決されていた。
藍葉の思い詰めた様子と自身の好奇心からみどりは
朱里を捜し始めるが・・・(WEBより抜粋)

少女は夜を綴らない』が面白かったので、今回はこちら。
これもなかなか面白かったです。
「16進数」とは、PCで彩色するときに使う色番号のこと
(著者の本業はWEBエンジニア)。黒だと#000000とか。
この主人公は、色を番号で憶えていて色というものに、
強いこだわりとセンスを持っているんですね。

物語は少女・藍葉のパートと、探偵・みどりのパートが交互に
描かれます。藍葉も独特の感性を持っていますが、この探偵も
なかなかなものです。育児休業をしていた彼女は、
藍葉の依頼で手弁当で捜査にあたりますが、こののめり込み方が
尋常ではなく、物語の面白さをより深くしています。
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*******

今年の夏は異常な暑さと大雨で、狂ったような夏でしたね。
私の住む場所は、起伏が少ないせいか雨になっても、そこまで
豪雨にはならなかったので幸いですが。
災害募金を振込で1万円しましたが、連日被災地の映像が流れるので
さらに2万円追加しました。募金も集まればそこそこあるのでしょうが
まあ焼け石に水、否、大水に焼け石というべきでしょうか。
日本は天災が多いなあ。
東海大地震はいつ起こるのか心配しつつ、その備えはしてないけど。
賃貸アパートでなるべく「軽い暮らし」をしようと思うくらいです。

2018年7月 7日 (土)

『真実の檻』

真実の檻
下村敦史著 角川文庫2018/05刊 お薦め度:★★★★★

母の遺品整理の最中に、父親が実の父ではないと知って
しまった大学生の洋平。育ての父が「調べるな」という警告を
聞かず、実の父を調べてしまった洋平は、父が殺人犯であり
死刑囚として収監されていることを知る。
自分がもし殺人犯の息子と世間に知れてしまったら・・・。
彼は父が冤罪であると信じ、冤罪の記事を書いている記者の
涼子にコンタクトをとり、事件を調べ始めるが・・・。

最近、よく読んでいる下村敦史作品。表紙カバーが法廷の絵
ですが、法廷モノではありません。
冤罪を調べる学生の主人公が記者や弁護士と出会い、
痴漢の冤罪事件や、砒素による無差別殺人など、疑惑の事件に
関わっていくごとに、司法の抱える闇について知っていく、
という構成になっています。
そしていよいよ、父の事件に迫っていくのですが、果たして
本当に父が犯人なのか、実は冤罪で真犯人がいるのか・・・
というところがクライマックスですね。
面白かったです。

私が買った文庫本の帯のバージョンは、あれはいかんですね。
完全なネタバレです。そのネタバレ・コピーの下に
「解説・小橋めぐみ」とあって、まるで小橋めぐみさんが
ネタバレコメントをしているかのようになってていけませんな。
(解説ではネタバレ的なことは一切書かれていません)。
著者Twitterを読むと、注目されるために「攻めた帯」だそうですが
本の面白さには影響が少ないとはいえ、ちょっとねえ。
その後、本屋で見かけたら帯が差し変わっていました。

小橋めぐみさんは、読書家女優として知られていますが
YOUTUBEで「本のめぐみ」という番組をされています。
選書がちょっと硬いのですが(さすが青山ブックセンター
選書の硬さにまさるとも劣らない、ぎこちない司会がたまりません。
まあ、何より目がおっきくてキレイな人だなあ。
女優さんとしてもっとブレイクして欲しいですね。
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